シャック作りとメンテナンスの記録 Omnibus Contest Club JA1YPA

【シャックの建設】

【中古プレハブの解体作業<20050529> 】

建設費を安く上げるために、プレハブ業者に中古品について聞いてみたが、プレハブ物置は元々短期間の使用を目的としているためか、中古品などは殆ど商品価値もなく、どこにも相手にして貰えなかった。やむなくオークションで探したが、買うとなるとやっと半額程度の値段だ。これに解体費、運搬、組立て費が掛かってはプレハブ業者から購入するのと大して変わらない。やむなく解体や運搬、組立てまでも自分たちの手で行うことにした。ともかくシャック再建のめどが立った。
オークションで探した物件は倉庫の中に建っていて事務所として使用したとのこと、なかなか綺麗な物件だったが、チョット残念なことに骨組みが鉄骨ではなく木材を使った物で、外見はそれほど違わないが、解体作業で釘で止めてある多くの場所が割れたり、曲がったりしてしまい、再び組み立てて使うにはあまり向いていないようだ。使っている木材も間伐材のような安物の感じがする。これなら大工心が少しあれば 、自分で材料から作り上げるのも可能なような気がする。
解体は屋根から始める。屋根に上り屋根板をつないでいるトタン板の釘を抜き取る。屋根板は3尺幅で全部で7枚あり、山形に織り込んだグシの トタン板のしたで太い釘で無造作に打ちつけてある。つなぎトタンを外し釘を抜くと屋根板はバラバラになり、一枚ずつ降ろしていく。一枚の大きさは幅3尺だが屋根の形が片流れタイプなので長さが13尺あり、重さは約30Kgくらいありそう。一人で持 ち上がるがチョット自由が利きにくい。隙間を塞ぐシールなどが付いているので、二人で扱った方が無難であろう。
屋根の次はドアーとか窓の解体だが、これらの枠が曲者である。体裁と雨に当たる部分のせいと思うが、プラスチック製で、これを釘で打ちつけているので、釘を抜こうとすると割れてしまう。かなりの数の部材がダメージを受けたので、組立て る時のことが心配になった。構造もかなり複雑でいろんなところに釘が打ってあり、なかなか外れない。ごちゃごちゃやっているうちに、割れたり、曲がったりと悲惨である。とても商売にはなりそう無い。
次に外せそうなところは梁の部分となる。梁は屋根と同じく長さが長くしかも、強度を確保するために多少しっかりとした構造になっていて重たい。梁と一緒に片流れの構造のために前の部分に間隔板が付いているのでこれも一緒に外すことになる。長い釘で留めてあるので、くぎ抜きが大変だった。
上のものが取り除かれたら、いよいよ壁の取り外しに掛かるが、壁は石膏ボードが使われているので、一枚一条の大きさだが結構重い。壁板内面で釘を使って柱に打ちつけて固定してある。壁板は柱に溝を切手差し込んであるので、組立て完成後は釘の必要性は無いのかも知れないが、たぶん組立て作業がやりやすいのだと思った。
壁板は割れると面倒なので慎重に取り外した。12畳タイプは8畳タイプが基本となり、4畳分が付加された形態なので、最初4畳部分の解体と済ませてから、次に8畳部分を 解体したほうが、一度にバラけて不安定になることが少なく作業がし易い。
床は幅一間のカーペットが敷いてあり、剥がすとその下は、圧縮材が使われていた、コンパねとどっちが耐久性があるか分からないが、結構重量感がある。2寸角の垂木に、1寸角の垂木が1尺幅に敷かれその床板が張られている。特別な重要物を置かなければこれで強度は十分か。(記:中村)

       
解体開始前 解体も終盤に 荷積み完了!        
【記:JA1PEJ/中村】

【基礎工事】

【基礎工事<20050430> 】

整地したところに土台の大きさに合わせて板を使って、レイアウトを検討を行い設置位置を決めた。
これまでのシャックは東向きだったが、室内の明るさを少しでも改善しようと今回は南向きに することになり、これまでの残骸を整理したついでに敷地を少し東側に拡大した。これまでの経験で土盛り部分は、1mくらい間隔を取れば崩れたりすることが無いようなので、なるべく東側に建てることにした。
土台はこの前の工作室工事で成功した、角パイプを使った構造とした。角パイプを45度の角度に切り、柱用のL型金具で具で包み込む様にタッピングビスで止める構造だ。角パイプを乗せる土台の石は、これまで使っていたもので、捨てコンの上に四角のコンクリートブロックを形成したものを埋め込んでこれに押せることにした。この石は形が一様ではないので、位置決めに苦労 するが、軽量ブロックなどを敷くよりはるかにしっかりと固定できる。土台石は1間間隔に設置し全部で10個使った。地面がでこぼこなので、土台を埋める穴の深さは場所によってまちまち だし、土台石も以前作った時の地面の高さに作られていて、こちらも高さがバラバラだ。土盛りしてやわらかい場所には大き目の石を使い、硬い部分には小さめのものを使った。横と縦の位置を大体決めて穴を掘り、両脇との水平レベルを確認しながら、角パイプが石のほぼ中央に来るように位置を決め る。最初はなかなか大変だが、慣れてくると感覚で大体決まるようになる。しかし、これだけでも一日は十分に掛かる。
外側の枠が出来上がったら、次は床用の支持材の設置だ。床板の支持材は両脇にフランジを付けて、外枠にタップネジで止める構造にしたが、途中の2箇所を長めのコンクリートブロックで支えることにした。コンクリートブロックは、いわゆるピンコロでは無くこれまで使 っていた縁石用の長方形の物なので、間に2個ずつだけ置くことにした。
ここまで出来ると、次はいよいよ柱を立てて建て方に掛かる。

予定地 予定地 材料 土台石の設置 床補強枠の様子 土台枠完成 基礎と柱金具 
【記:JA1PEJ/中村】

【組立て】

【組立て作業<20050618>】

組立て作業は4隅のうちの一角を選んで、角の柱を立て壁を両側の壁板を2枚立てて、角を作ることから始まる。柱はどれも同じように見えるが、片流れ屋根構造のため、4本とも全部形が違 う。先ずはさい先よく?!始めから間違ってしまったが、組立てには釘ではなく木ネジを使ったので、やり直しも比較的楽に行えた。高窓は西側と東側に付けることにし、掃き出し窓は南側に付けることにした。材料の加工精度は 結構確かなもので、部品の出っ張りやへっこみ具合、傾き具合など少しでもおかしな状態があるときには、自分たちの組み立て方を良く見直すべきだ。特に窓枠や柱などは切込み寸法や形状などに仔細な違いあり、左右、上下、裏表兎に角あらゆる向きを想定して、取り付け方法を確認すべき だ。
次に間違えたのは壁板の上に乗せて屋根の傾斜を付けるための枠板の取り付けだった。屋根が傾斜しているために僅か5センチくらいの幅の部分でも、屋根との隙間を防ぐために傾斜が付い て前後の関係があった。ぼけっとしていると見過ごしてしまい、なんかしっくり合わないなぁーー、とか言いながら作業を続けると、2段階くらい後の工程になって、あれー、なんだこの隙間は?ってなことにな る。やり直しは早ければ早いほど良い。一度間違うと次から次への影響してくる。そのまま組み立ててしまうと、後々になって、”プレハブだから こんなもんだろう”。なんてことに成り得る。
プレハブとは言え、さすがにメーカーで大量に生産しているだけのことはあります。結構精度は高く、あまりいい加減なことはしていないと感じた今日の作業だった。

     
組立て開始 壁の組立て 屋根の釘打ち 屋根張り      
【記:JA1PEJ/中村】

【床張り作業】

【床張り<20050625>】 

床板はパーチクルボードと呼ばれる集積材が使われている。合板よりもろく釘を打ってあった部分が解体作業で欠けてしまい痛んでいる。多少の隙間はカーペットを張るので問題なし 。床板は床の補強材の上に3cm×4cmの垂木を30cmくらいの間隔で並べ、垂木に釘や木ネジを使って止めた。基礎の角パイプには止めなかったので、少しガタツキが出たるが、ここは少し手抜きした。垂木への取り付けは木ネジを使 ったが、作業後半には底をつき屋根釘で止めた。木ネジの方が作業間違った時のやり直しが楽だ。特に今回は強力なインパクトレンチが借りられたので作業性は釘を使うより遥かにやり易く出来た。
床板の寸法が長さが2種類あり、さらに幅の狭いのが2枚あり寸法合わせが面倒だった。全体的に壁との隙間を約1cmくらい空けて止めるのがコツだった。この寸法は最初に組み立てた人がそうしていたためで、どのような状況になっている分からないので、最初一旦全部敷き詰めて状況を確認した。敷き詰めた状態で釘を打てれば全体のバランスは問題なくクリアーできたが、垂木がベコベコに曲がっていて、どこにあるか分からない常態なので、一旦敷き詰めた床板を少しずらして、下の垂木の位置を確認しながら止めた。これにより作業はやりにくくなり、特に窓の位置関係で使う部材がきまってきますので、加工された部材から張り始めることになり、規定寸法の材料と違った寸法誤差のために、寸法あわせに要らぬ苦労をしてし まった。結果的には板と板の隙間があっちこっちで1ミリ、2ミリ程度開いているが、全体的には最後の板まで加工せずに張り終えた。

床板が張り終えたところで、次はカーペット張りです。
カーペットはシワにならないように巻いた状態で保管していましたが、少し癖が付いてしまいました。しばらく広げてシワが伸びるのを待てば良いのかも知れないが待てないので、シワを伸ばしながら 張った。窓の部分を少し切り込んで加工してあったが、今回の窓位置が少し違うので切り込みは加工し直す必要がある。幸い中央部分で重ねてあったので、幅は不足しないで済 んだ。切込みを考慮してもまだ幅があまりそうなので、センター部分でカットして重なりを取り除いた。床が平らになったのでイスのキャスターが引っかからず使い勝手がよくなるものと思 う。窓の部分とセンターのつなぎ目には、以前に買ってあった接着剤を塗ったが、古いのでチャント着くかどうか甚だ疑問だ。その他の部分は接着せず乗せただけ。いつになるかは分か らないが、次回んい張り替えるときにすぐ剥がせて楽になる。

     
床のカーペット張り カーペット張り カーペット張り完了 カーペット張り完了       
【記:JA1PEJ/中村】

【ヒサシ作り工事】

【ひさし作り】:20060108

シャックの北側には入口があり、エアコンやケーブルBOXなどが設置されているので、建物の幅いっぱいにヒサシをつけた。ホームセンターにいくといろんな材料があるが、いつもと同じ足場短観と垂木の組み合わせで作ることにした。 3本の柱は足場単管とし、梁は残っていた材木で間に合わせた。足場単管にL型金具のついた金具を使って梁を止めた。柱は地面にコンクリートブロック置いて乗せ、L型金具で木ネジを使って梁を取り付けた。森の中なで強風が直接当たらないので何とか持つようだ。。
簡単な構造なので組み立て作業は一人でも出来るがやりにくいことは多い。最近は木材でも釘を使わず、ネジで止めた方が強度もあり、電動ドライバーを使えば片手で打てるので作業性は良い。電動ドライバーは使 う機械は少ないが、なるべくトルクが大きい方が作業はしやすいようだ。
雨樋取付】:20130513

雨が降ったときに雨だれが吹き込むので雨どいをつけた。数年前にQJKさんから頂いた材料があったので殆ど間に合ったが、寸法が今のものとは少し違うようだ。つなぎ目などが合わないところがあったので、多少漏れるかも知れないと思ったが、まったく問題なく使えるようだ。

 
枠の組立て 抜き板の取り付け ビニールトタン張り 雨樋取付け 雨樋取付け 縦樋取付け  
【記:JA1PEJ/中村】

シューズBOX

【ドアーの付替え】:2013年10月

雨の日に不便なのでシューズBOXを作ることにした。 ドアーの所に作ると左開きのドアーでは、使い勝手が悪そうなので右開きに付け直した。ドアーを蝶番のところで外してからドアーの枠を外し、上下を入れ替えてひっくり返した。枠を止めているネジがぶつかって入らなかったり、ネジが長すぎて入らないのがあったので、あとでネジを替えてキチンとやり直しておきたい。ドアーの枠が緩んで化粧板が剥がれかかっていたのでついでに修復しておいた。床にはスノコを置いてその上で靴を脱ぎ、靴を棚に上げてシャックに入ることになる。

【靴置き棚】:2013年10月

シューズBOXは菊池さんが不要になった金属製の3段の棚を持ってきてくれた。長靴も一番上に置けて良さそうだ。

【雨よけカバー】:2013年10月

ビニールトタン板を貼り付けて雨除けを作った。柱に足場単管を取付け、庇の梁との間に中柱を立てて抜き板で下地を作った。ビニールトタン板を4枚ほど張ってみた。下地がまだ3枚分ほど余っているが切らないで置いた。時間でがあればトタン板を張り足せば、ちょっとした物置でも作ると便利かも知れない。

【スノコ】:2013年10月

10cm幅のスベスベに加工された板と垂木を使って作った。板の数が足りなかったので、必要な部分だけ張っておいた。様子を見ながら改善していきたい。

   
ドアーの付替え 雨除けの骨組 トタン下地 ビニールトタン張り 靴脱ぎスノコ    
【記:JA1PEJ/中村】

【引込盤と分電盤、蛍光灯の取付】

【電気工事】 

1.ケーブル類はシャック外で切り離し可能な方式とする

2.引き込み盤の設置

3.引き込みは床から行う

引き込み盤の取付】
ケーブル類は使わない時には、シャックの外で切り離せるよう、シャックの外に足場単管による柱を立てて、鉄製の「引込盤」を取り付けた。100Vと200V用の分電盤も引き込み盤内に設置することにし、取り付け場所について、あれやこれやと考えた末、使い勝手を優先し、引き込み盤の半分から下を電源に、上側を同軸ケーブルやロテーターなど信号ケーブル類の中継端子を設置することにした。足場単管を2本、50センチくらいの幅に立てて、足場用金具で取り付けた。有り合わせの材料で取り合えず2箇所で止めた。足場単管は少し地面掘って埋めて、寸法を合わせたあとで、十分な強度になるよう叩き込んで高さを合わせた。高さも位置も自分の背丈で判断した”いい加減”な寸法 だが支障はないだろう。屋根からの雨だれがちょうど落ちる場所なので、いすれ庇をつけて雨をしのぐ必要がある。

【分電盤の取付と配線】
引き込み盤には元々からL型の鋼材がついて、板などを取り付けるには便利構造をしていた。そのまま流用することにして、寸法上の多少のずれは我慢することにした。分電盤は家庭用の8回路用で、2回路を200V用とすることにした。外枠の部分をタッピングビスで取りつけ金具に止めた。少々グニャグニャだが、使ってみて判断することにした。分電盤が取り付いたところで、電源ケーブルの引き込みを行う。これまでの引き込み場所とは距離が違うのでフレキ管の長さが足りないが、足りない部分の約2mはそのまま埋設した。漏電ブレーカが受電柱に付いているのでこれで良しとした。
分電盤の配線は14sqのCVVで配線したが、圧着工具が無いのであとで半田付けすることとし、取り急ぎポンチで叩いて仮圧着した。調子に乗って叩きすぎると端子が割れるので要注意。適当なところで止めて半田付けするのが良さそうである。

【蛍光灯取付工事】
蛍光灯の配線は分電盤から壁の外側をFケーブルで立ち上げ、天井付近から既設の穴を利用して引き込んだ。引き込み位置の傍に換気扇が設置されているので、一緒に給電しようとしたが、蛍光灯が200Vであることに気付きやり直し。蛍光灯は1180ミリくらいの長さで、1間半にちょうど2本付く寸法だ。10本購入して置いたがシャックの寸法では8本がバランスが良さそうだ。蛍光灯の取り付け位置は、オペレートする時パソコンの画面に反射しないことと、デスクの上が手暗がりにならないよう、デスクの淵辺りに付くよう考えた。実際には天井板のサンの部分にしか付けられないので、大体のところで”よし”とした。
夕方になって部屋の中が薄暗くなってやっと蛍光灯が一本だけついたが、一本だけでも灯りのあり難さが分かる思いだった。

電源ケーブル埋設 引き込み盤取付台 引き込み盤の設置 電源ケーブル 分電盤取付 蛍光灯器具取付 電源ケーブル
【記:JA1PEJ/中村】

【オペレーション用デスク】

【デスクの入手】
今回入手したデスクは、OAテーブル型で引き出しの付いていない非常にシンプルな構造のものだった。
構成品としては天板、側板、補強板と簡単な金具2個だけ。部品がこれだけなので組立て簡単だった。殆どの資材はオークションで探巣ことが多くなっているが、デスクのような大型品は送料が割高になるので中古専門店を廻って探した。天板の幅1200ミリ、奥行き700ミリの中型品だがパソコンとリグ1台には十分だろうし、部屋の大きさのことも考えると、このくらいが適当な大きさだと思った。

【デスクの配置】
デスクの配列は各バンドが同時にオペレートされた場合でも、各バンド間で影響が少ないことに注意して検討した。特にSSB運用中はオペレータの声が部屋中に充満することもあり、電気的な回り込みなどより厄介な問題だ。バンドによって使用 時間がずれたり、頻度なども違うのでバンド順に並べず、ハイバンドとローバンドを交互に配置すればバンド間の影響が低減 出来る野ではないかと考えた。なかでも10mや80mはコンディションによって使わない期間があるので効果がある。本格的な対策としてはデスクとデスクの間に仕切り板を立てることだろうが、それまでの必要性も今のところ無い。局数を稼げる20mや15mは入口から遠い奥の場所に設置し、160mや80mはあまり使われないので、20mや15mの間に配置することにした。10mは時期によっては稼ぎ頭だが使わない時期もあり、場所の選択にはチョット悩む。40mも10mと同じようなことがあり、今回はこれらのバンドは、入口付近の隅っこに配置してみた。時々オープニングをチェックするにも入口近くにあった方が便利かも知れない。160mはこれまでも殆ど運用してないので、40mと15mの間に設置予定。同様に80mは20mと10mの間に設置することにした。
 

   
設置場所の検討 デスクの組立て デスクの組立て デスク配置 デスク配置    
【記:JA1PEJ/中村】

【電気工事その2(コンセント工事)】

<内容

<電源ケーブルの引き込み>

電源ケーブルの引き込みはデスクの裏側の床から行うことにした。壁に穴を開けると外側の処理が面倒だが、床なら別段の処理は不要で作業が楽になるため、これまで続けてきた伝来の手法となっている。バンド毎に6箇所の穴をあけることになるので、きれいに簡単に開けるためにホルソーを使って行うことにしたが大きなものが無くて、直径40ミリ?位で我慢することにした。カーペットをカッターナイフで切りこみを入れ、めくり上げて床板に穴を開け、ガードとして塩ビパイプを加工して差し込み、カーペットは内側にめくれた状態にしたが、隙間に虫などが入って手直しが必要かも知れない。

引き込んだ電源用のFケーブルは、そのままデスクての天板のケーブル貫通口部分に取り付けたテーブルタップに配線した。Fケーブルはブラブラ状態だが、デスクの影で」邪魔になることは無いだろう。

穴あけ用ホルソー工具の寸法が小さくて、塩ビパイプが穴に入らないので、パイプに割を入れて寸法調整をして何とか押し込んだ。直径40ミリでは少し小さいかも知れないが、Fケーブル、ローテーターケーブル、信号ケーブルそれと同軸ケーブルが各一本ずつなので、なんとかなるだろうと思う。

<コンセントの取付>

普通なら壁に取り付けるところだが、使う目的と場所が初めから決まっているので、オペレーション用の各デスクに直接取り付けることにした。コンセントの位置は、使い勝手に大きく影響するので大いに悩むところだが、後から変更することあるので天板に直接つけず、デスク中央の端っこについているケーブル貫通口に取り付けることにした。貫通口は樹脂製なので木ネジで簡単に取り付けができた。デスクの中の奥の方なので、邪魔にもならず手も届き易いので使い勝手は良さそうだ。コンセントは3Pタイプが一個だけなので不足するが、パソコンなどの小電力機器はこのタップから更にタップ分岐して床に転がして置くことにした。

 

床への穴開け 塩ビパイプでガード 途中はブラブラ テーブルタップ      
【記:JA1PEJ/中村】

【同軸ケーブル工事】

【引込用同軸ケーブル】

同軸ケーブル は一旦引込盤に入れて、中継コネクターを使ってケーブルを抜き差しする構造にして、不在時にはシャックの外で完全に切り離すことにした。これまでのケーブルだけでは長さが足りず延長が必要だ。同軸ケーブルの他、ローテータケーブルとアンプリモートケーブル用のコネクター配備も併せて検討する必要があり、材料のチェックが先決だ。引込盤からシャック内までのケーブルはせいぜい10m程度なので、作業がし易くコネクターなどの値段も安い5D-FB程度にしようかと考えたが、材料を探し集めたらN型コネlクターの付いたケーブルが多数ありそうなので、引込用の同軸ケーブルは10D-FBまたは10D-2Vを使い、コネクターはN形を使うことで検討をする。
【引込盤内の構造】

引込盤内のコネクター取付方法の検討が必要だが、同軸の他にも信号ケーブルなどもあり、使うコネクターの形状が分からないと検討しにくいので、先ずは材料探しが先決である。

 
同軸ケーブル接続 同軸ケーブル接続 ケーブル引き込み ケーブル引き込み ケーブル中継板 ケーブル引込盤  
【記:JA1PEJ/中村】

【エアコン設置】

【エアコン】

夏場のコンテストは少ないものの多数のオペレータが集まったときのために少し大きめのエアコンを設置した。使用頻度が極端に少ないので中古品でも十分使いもになるだろうと思う。工事自体はさほど難しいものではないが、特殊工具が必要なので工具を購入するより業者に任せた方が安上がりで確実だ。

         
室外機取付 室内機          
【記:JA1PEJ/中村】

【信号ケーブル工事】

ローテータ用ケーブル】

本来ならばコネクターにはメタルコネクターがFBだが、高くて買えないのでD-SUBで我慢することにした。電流容量は足りてる筈だが、少し心配なのでピンを2本づつパラにしてつなぐことにした。端子が小さいので0.75sqの線の半田付けがし難いかと思ったが、2本の端子と端子の間に差し込むような形にしたら結構うまい具合に接続できた。より線の半田付けのコツは、線の部分をバラケ無い様にきれいにそろえて、予備半田をして手早く付けることがポイントだ。D-SUBのコネクターはパソコンのプリンターやRS-232Cケーブルなどの残骸から取り外したり、秋葉でジャンク品をあさって来たものばかりだ。

【制御用ケーブル】

リニアアンプがシャックから離れたアンテナエリアにおいてあり、スタンバイ制御とアンプの高圧ON-OFFを遠隔で行うための信号ケーブルである。制御電圧は24Vでいずれも数10mA程度なので、0.5m/mの細い芯線のケーブルを使っているが、予備線も含め各バンド10本づつ引いているので、全部で50本の線があり、コネクターも特殊なものが必要になる。以前はオークションで探したキャノンコネクターの50P物を使用していて具合が良かったが、特殊なのでめったには見かけない。秋葉を探し歩いてやっと、ホンダ製の60Pの平型のものを見つけた。値段も手ごろだったので、迷わずこれに決めた。
それぞれのオペレーションデスクから1本づつ10芯ケーブルが集まってくるので、ひとつの50Pのコネクターにつなぐのは大変だったが、ケーブルの入口が大きかったので、何とかつなぐことができた。まだ何本が空き端子があるので、精神上好ましいと思った。尚、コンテスト期間中だけの接続なので、コネクター関係は全てロックネジなどの、抜け防止策は考えていない。

 
制御信号コネクター ケーブル側 接続状態 ローテータケーブル 接続状態 ケーブル中継盤  
【記:JA1PEJ/中村】

【保守工事】

雨漏りの修理】

強い雨が降るとシャックの真ん中付近で雨漏りがしたので、屋根のトタン板の隙間をこーキングした。がなかなか雨漏りの場所が分からず苦労したが、手当たり次第にやっているうちにようやく原因が見つかって雨漏りが止まった。

           
雨漏り対策            
【記:JA1PEJ/中村】

【防犯】

防犯シール】

山菜取りの人が入ってくるので、いたずら防止になればと思い「防犯カメラ動作中」のシールを貼った。警察官立寄り、とか巡回中とかもあるようだが、HCでは売られていないようだ。

           
防犯カメラ動作中            
【記:JA1PEJ/中村】

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