2012年07月02日   月曜日

参加者

JA1PEJ

受信専用スモールループアンテナの実験など

シャックのひさしの改修

雨漏れしている訳でもないのに、シャックの北側の屋根の板がつなぎ目から腐食してきた。屋根からひさしに落ちた雨水が北からの強風で逆流し、屋根板を腐食させたのではないかと思われるので、ひさしの取り付けを少し下げてみることにした。

柱を切るのは面倒なので土台を掘り下げた。また、壁側は柱に打ち付けた垂木を一旦外して、少し下がったところに取り付けなおした。15センチ位下げたので背の高い人は頭がぶつかるかも知れない。

腐食してしまった屋根板は交換しないと修復は無理なので、これ以上進まないようにペンキでも塗っておくことにしたい。

 

スモールループアンテナの調整

スモールループアンテナはピックアップ用ループの作り方に間違いがあったので修正した。ループの中点の所でシールド線を約5ミリ位切り取っただけで、芯線とシールド線をつながなかったために、エレメントの共振とは無関係な周波数で同調していたようだ。たくさんあるWEBの記事の中から一番楽そうな作り方を選んだのが間違いだった。

 

ループアンテナのエレメント長は7m。バリコンの最大容量で1.9MHz、最小容量で9MHz位に同調した。何度も立てたり倒したりして少しずつバリコンを調整し、やっと3.510KHz位に合わせることができた。バリコンの容量は323PFだった。同調が非常にくりチカルでバリコンの操作はかなり難しい。

送信用のバーチカルアンテナと聞き比べてみたところ、Sにして2から3位の差があり、回転すると20dB位のビームが出ているようだ。設置条件を考えればなかなかの性能だと思う。ビームの方向によっては強いノイズが出ていたりするので、キチンと同調をとった上で、ビームを合わせて聞き比べる必要がありそうだ。

 

エレメント支持の問題を解決し、ローテーターの取付けや遠隔での同調機構など備えたものを製作する必要がありそうだ。

<記:JA1PEJ(中村)>

ひさしの改修
SLAのSWR
  同調容量
 
 
 
 

2012年07月05日   木曜日

参加者

JA1PEJ

受信専用スモールループアンテナの実験など

FRPスプレッダー

塩ビパイプを使って作ってみたが、グニャグニャして具合が悪いので、スプレッダーをFRPのパイプに変更することにした。だいぶ前に使用していたキュビカルクワッド用のものだが、何とかまだ使えそうだ。長さが長すぎるのでつなぎ部分で切り離して太い根本の部分だけを使った。それでも少し長すぎるが実験なのでそのまま使うことにした。軽くて強度もあり塩ビパイプとは大違いだった。

 

同調用バリコン

同調用バリコンを遠隔で回せるようにギヤードモーターを取りつけた。1RPMのモーターでも容量の変化が早すぎ、目的の周波数に合わせることが難しい状態だった。モノバンド用として同調範囲を狭くしないと使い物にならないようだ。

 

使用感・・・・

昼間の3.5メガではノイズしか聞こえず、動作状況が良く分からないが、同調をとっても取らなくても、それほど受信状況に大きな変化が無さそうな気がした。

今後、容量の違うバリコンに替えて、3.5から3.8MHzに同調するように調整するとともに、ローテーターも取りつけて実験環境を整えることにしたい。

<記:JA1PEJ(中村)>

FRPスプレッダー
 
  
 
    
 
 
 
 

2012年07月09日   月曜日

参加者

JA1PEJ

受信専用スモールループアンテナの実験など

リミットスイッチ

バリコンの回転角度を手元で読み取るには仕組み作りが面倒なので、簡単な方法で何とかならないかと、リミットスイッチを取り付ける事を検討した。簡単に出きそうなことだが、なかなか厄介な工作だった。カップリングの止めネジを利用して、マイクロスイッチを動かそうと、スイッチの取付け金具をアレコレやってみたが、今日のところは細いネジが無くて作業は終わらなかった。シャフトに取り付けるだけで簡単に電気信号を取りだせるような部品って無いものだろうかな。

 

同調用バリコン

バリコンの容量が20から433pFまで変化するので、これまで2個並列にしてつないでいたものを1個だけ使うことにした。同調を取ったあとで一旦外して容量を測っると256pFだった。この前同じ方法で測ったら227pFだったので、同調容量が少し変化しているようだが・・・・・・・?なぜだろうかな。同調周波数が全く同じと言うことも無さそうなので、詳しいことは良く分からないのだが・・・・・・・。

 

使用感・・・・

バリコンの全容量が半分になったが、遠隔で操作した感触は殆ど変わりなかった。現在のエレメントでは、3.5から3.8の間で使うためには80pF位の容量変化があればいいらしいので、固定コンデンサと組み合わせた同調バリコンを使うと良さそうだが・・・・。面倒だな、、、。

<記:JA1PEJ(中村)>

バリコン
同調容量
ループアンテナ
 
 
 
 

2012年07月11日   水曜日

参加者

JA1PEJ

受信専用スモールループアンテナの実験など

リミットスイッチ

前回、取付け用ネジが無くて付けられなかったリミットスイッチを取り付けた。カップリングの止めネジを利用してマイクロスイッチを押し下げるようにしたところ、ちょうどバリコンが最小から最大容量まで変化する位置でストップしてくれた。リミットスイッチが働いて自動的に止まるので、バリコンの回転角度が分からなくても、安心してバリコンを回すことができそうだ。

 

同調用バリコン

バリコンの容量が大きすぎて、遠隔操作がやりづらかったので、トリマーコンデンサを使って、容量の変化を必要な範囲に調整してみた。同調範囲が3.3から3.9MHz位までにしたので、アナライザーを見ながらでも目的の周波数に合わせられるようにもなった。取敢えずこれで受信しながらの実験ができそうだ。

 

<記:JA1PEJ(中村)>

リミットSW
下側
上側
 
 
 
 

2012年07月14日   土曜日

参加者

JA1PEJ、JE1PMQ

28MHzの同軸ケーブル交換と草刈り作業

同軸ケーブル

28MHz用の同軸ケーブルは11D-4AFを使っていたが、ケーブルは数箇所でシールド側が断線し、アルミ板やアルミ箔のようなもので接続していた。しかし、接続部をいくら厳重にテーピングしても酸化してしまい、時々SWRが悪化し使えなくなることもあった。

以前から交換の必要性は感じていたものの、交換するには手が掛かるため、ズルズルとそのままになってしまった。最近になってやっと交換できた。

SWRを確認するとバンド内全て1.5以内に収まっていたので作業を終えた。

 

草刈り作業

この時期は草の伸びるのがとてつもなく早い。刈り取る時期が少しずつずれているので、場所によってバラつきがあるので特にひどい辺りを刈った。春の頃に桜の木を切り倒したまま放っておいたところを刈っていたら、ハチが出てきて刺された。小さなハチだったのでキンカンを塗っておいたら特に何とも無かったようだが・・・・・。

 

<記:JA1PEJ(中村)>

ケーブル工事
SWRチェック
草刈り作業
 
 
 
 

2012年07月16日   月曜日

参加者

JA1PEJ

3.5MHzバーチカルアンテナの調整など

給電電流位相の再確認

以前に調整したときからだいぶ時が経ちラジアルが外れたりして、給電部の位相調整がずれている可能性があるので再確認した。最初は給電位相が変な具合にずれていて、ラジアルを引っ張ったり伸ばしたりして調整をしたが、さっぱり調整できる見込みが立たなかった。くたびれて諦めかけた時に、ひょんなことから位相切替回路のハンダ付けが外れているのが見つかり、ハンダを付け直したところ、設計値に近い位相差に調整することができた。

これまでラジアルの調整が終わったあとも調整用のナイロンロープをそのままつないでおいたが、この方法だとイノシシに噛み切られることが多く、何度か繰り返すうちに元に位置が分からなくなり、ラジアルの張り方が変わってしまうことがあった。ラジアルの張り具合が変わると共振周波数やインピーダンスが変化し、SWRやビーム特性が悪化してしまい、 切れが悪く飛ばないアンテナになってしまうことが多かった。

ラジアルを噛み切られないようにナイロンロープをやめて、鉄棒を打ち込んでしっかりと固定した。これからはラジアルが切れたときでも長さが変わるようなこともなく簡単に復元できそうだ。

移相ケーブルを1/4λの長さにしているが、切替え回路や給電ケーブルを含めた給電電流の位相差は、NE方向とNW方向は大体110度位で、SE方向は90度位の位相差になっているようだ。オッシロ画面写真では上から順に北側、東側、南側のエレメントの電流位相を示す。

 

動作確認など

バーチカルアンテナの特性が元に戻ったようなので、ビームの様子などを試してみた。国内ラグチューが聞こえたので、ビームを切替えてみたところSにして2~3つほど変化するようなので、マズマズの動作になっているようだ。

最近作ったスモールループアンテナと聞き比べようとしたが、スモールループアンテナのノイズが多くて比較状態ではなかった。スモールループアンテナをもっとシャックから離して設置するなど、ノイズ対策をしてから再度やってみる必要がありそうだ。

 

<記:JA1PEJ(中村)>

NE方向の位相
NW方向の位相
SE方向の位相
 
ラジアルの固定
 
 

2012年07月19日   木曜日

参加者

JA1PEJ

7MHz用EWEアンテナ(K9AY)の製作と草刈り作業

EWEアンテナ

このアンテナの名前の由来が良く分からないが、FLAGアンテナとかKAZアンテナとか呼ばれる形もあるらしい。ビバレージアンテナの変形のような形に見えるが動作原理は全く異なるものらしい。小型でゲインは無いが単一ビームが得られるので、受信用としては十分使い物になるのではないかと思い実験してみる気になった。

全長17m程のビニール線の真ん中を、6mほどのグラスファイバーポールの先端にエレメントを縛りつけ、30度位の角度で両方向に引き下ろし、6m位のところからポールの根本の方に引き寄せ、菱形のようなのエレメント構造になっている。中央部分の片方から給電し、もう片側には抵抗を入れてアースに落として終端する。抵抗の大きさでもビームの形が変化するらしい。インピーダンスは1kオーム近くなるらしいので、取敢えずビバレージアンテナに使った1:9の変換トランスを給電部に入れることにした。

 

動作確認など

簡単な構造なので取敢えず仮設して、どんな聞こえ具合かチェックしてみたが、さっぱり何にも聞こえなかった。エレメントがつながってないかと調べたが、どこにも異常は無さそうだ。

何か間違っているのかも知れないが・・・・・。静かなことはいいのだがどうにも不思議なアンテナだ。同軸ケーブルの芯線だけでも、少しは聞こえてくるのに、17m位のビニール線がつながっているのに何も聞こえないなんて・・・・、おかしいな・・・・。

 

草刈り作業

アンテナエリアのあたり一面が笹やススキなどに覆われてきたので、少しずつ草刈り作業を進めることにした。今日も前回に引き続き南側斜面を行ったが少しだけ残ってしまった。木の株が腐って無くなってきたので、以前よりは作業がだいぶ楽になってきて良かった。

 

<記:JA1PEJ(中村)>

K9AY型アンテナ
草刈り作業
 
  
 
  
 
 

2012年07月22日   日曜日

参加者

JA1PEJ

7MHz用EWEアンテナ(K9AY)の製作と草刈り作業

EWEアンテナ

前回何も聞こえず動作不良だった。今日調べたら同軸ケーブルをつないだ部分で断線していた。一旦導通を確認したが、テーピングをしている間に切れたらしい。つなぎ直して受信してみたところ、国内の局を送信アンテナと聞き比べると、Sにして2から3つ位下がる程度で受信できるようだ。いろいろ聞き比べてみると殆ど変わらない信号もあるほどだった。S/N比など他にもいろいろ違いはあるだろうが、うまく使えばそれなりには使えるような気がする。

ビーム特性の聞き比べができるように、リレーで切替器を作って実験してみたいと思う。今後、2面のエレメントを組み合わせて4方向にビームを切り替えられるような準備をしておきたい。リレーは防水BOXに収容しなければならないので、合わせて1:9のマッチングトランスも一緒に組み込むことにしたい。

条件の良さそうな設置場所が見つからないが、なるべくシャックから離してノイズを受けないようにしないとならないような気がする。

 

草刈り作業

アンテナエリアの北側部分を刈り取った。この時期は一気に伸びるので、まだ大丈夫と思っていたがかなり手ごたえを感じる。少し残ったがもう一回やれば一通り一巡できるだろう。

 

<記:JA1PEJ(中村)>

給電部
切替回路部品
草刈り作業  
 
  
 
 

2012年07月24日   火曜日

参加者

JA1PEJ

7MHz用EWEアンテナ(K9AY)の製作

ビーム切替BOX

K9AYアンテナのビームを切り替えるスイッチBOXに使う材料を探した。以前にオークションで中古のプラBOXをゲットしていたはずだがどこに行ったものやら、いくら探しても見つからなかった。

作業を諦め、帰り道のHCに寄ってみたらいろんなサイズのプラBOXが置いてあったので、小さめのものを買ってきた。小さいものだとそれほど高くないので、これからはオークションの中古品を探さなくても済みそうで良かった。

今日は作業の進展も無く無駄に終わってしまったが、次回の作業準備ができたことでヨシとしよう。

<記:JA1PEJ(中村)>

 
  
 
 
 
    
 
  
 
 

2012年07月26日   木曜日

参加者

JA1PEJ

草刈り作業と1.8MHz用同軸ケーブル接続

草刈り作業

これまでの作業で刈り残していたアンテナエリアの北側斜面の上の方を刈り取った。これで大きく伸びている部分は一回り刈り取りが済んだ。既に最初に刈り取った部分は少し延び始めているので、来月にはまた最初からやることになるのだが手抜きをすると次の作業で苦労することになるので、特に夏場は月に一度くらいの刈り取りが欠かせないようだ。

 

同軸ケーブルの損傷

草刈り作業で1.8MHz用の同軸ケーブルを傷つけてしまった。草が刈りにくいところで作業に気をとられてつい見落とした。以前にはよくあったので、ケーブルが束になっているところには絶対近づかないことにしているが、1.8MHz用は1本だけ離れているので、つい油断をしてしまったのがいけなかった。いつもの方法で直接つないだが、今回は補強と防水を兼ねて塩ビパイプでガードしてみた。効果があるようなら、今後はこの方法でやると良さそうだが・・・・・。どうかな。

<記:JA1PEJ(中村)>

草刈り作業 
ケーブルの接続
ケーブルのガード
 
  
 
 

2012年07月31日   火曜日

参加者

JA1PEJ

7MHz用EWEアンテナのビーム切替BOX製作と動作確認

ビーム切替BOX

K9AYループアンテナの終端抵抗と給電点を切り替えるためのリレーBOXを製作した。アンテナエレメントをもう1面追加して4方向にビームを切り替えられるように2回路分を組み込んだ。

受信用なのでSWRの値は送信用ほど気にすることは無いのだろうが、MMANAでシュミレーションした結果では、給電点のインピーダンスが820+j0位になり、1:9のマッチングトランスを入れるとSWRが2以下にはなるようだ。さらにコモンモードによるノイズ対策として、コアーに同軸ケーブルを巻きつけたフロートバランを取り付けた。終端抵抗はVRを使って受信しながら遠隔で調整するのが良いらしいが、面倒なので取敢えずシュミレーションで得られた値に近い820Ωを取付けておいた。

 

動作確認

リレーBOXができたので仮設置して試してみたが、明確なビームの感触は確認はできなかった。シャック脇の狭い場所に設置したためノイズを拾っていて、受信信号が変化しているのかノイズレベルが変化しているのかはっきりしない状況だった。リレー電源からもノイズが出ているようだ。エレメントをつながないでも僅かに受信できるので、リレー回路での漏れが生じているようだ。

 

性能改善・・・・予定

今日の確認結果ではうまく働いていないようだが、仮設置状態なのでアースが不十分だし、周囲に金属製のものが多いなど、いまの状態では性能判断はできないだろう。ノイズ対策はシャックから少し離れた場所に設置する必要がありそうだが、容易ではなさそうだ。この暑さではなかなかやって居れないが、比較する信号やアンテナ方向など、しっかりと環境を整えていろいろな条件でしっかりと試してみたい。

<記:JA1PEJ(中村)>

リレーBOX
設置状況
設計パターン
 
  
 
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