2010年05月04日  火曜日 晴れ

参加者

JA1PEJ、JE1PMQ

 

== 今日のテーマ ==   工作室兼資材倉庫の整理棚修理

<床抜けそう・・・・。

オムバスコンテストクラブでは、無線設備の保守用部材を工作室の棚に整理し保管している。棚はコンパネ2枚分の大きさで、柱に細い垂木を使って床に直接置いていたので、建ててから5年経ち床の板が凹んでしまった。

今では部材が増えて、棚に載っている重さは相当なものらしく、ジャッキで持ち上げて、板でも挟んで済ませようとしたが、持ち上がらず物を載せたままでの修理ができなかった。

 

<部品の棚卸しを兼ねて・・・・。

棚を修理するために棚に載っているガラクタ?!を一旦倉庫の外に持ち出すことになった。しかし、資材は数も多いし、重いものもあって一人でやるにはどうにも重い腰が上がらない。やっとのことで連休中にPMQさんに助っ人をお願いして実行することになった。棚の荷物は運んでも運んでもなかなか減らない。見た目にも多そうに見えたが、運び出し始めるとさらにその多さに驚く。とても棚卸しなどしているゆとりはなかった。しかし、忘れていたものが出てきたりするので、棚卸しは時々やった方がいいと思う。

 

<予定は・・・・・・。

大変なことは何となく予期していたが、こんなに大変とは思わなかった。荷物の運搬もさることながら、棚柱の交換作業は、棚の解体と組み立てが伴うため、新たに作るより予想外の時間が掛かった。ぶっつけ仕事なので、やり直しもたびたびだったが、電動ドライバーが力不足でなかなか回らず時間ばかり掛かるし、木ネジが不足し途中でネジ探しをしなければならなかった。

予定の時間を大幅に超過し、辺りが暗くなる頃になって、バタバタと外に出したものを棚や部屋に戻すことができた。室内は以前よりもごちゃごちゃになったが、、、。棚は強度が増して安心できるほか、棚段の間隔を変更したので使い勝手が向上し、収容効率も上がるのが嬉しい。大変だったが、やってよかったと思う!

<記:JA1PEJ(中村)>

棚の解体
 
  
棚の再組立
 
   
 
 

2010年05月06日  木曜日 晴れ

参加者

JA1PEJ、JM1NTK

 

== 今日のテーマ ==   160mバーチカルアンテナの修復

<構造改良

160m用バーチカルアンテナの給電部分の取り付け作業を行った。今回バランのところの端子板が割れてしまったので、修理のついでに少し構造を改良して耐久性をアップすることにした。

割れた端子板の代わりにエレメントクランプを活用した固定具を使い、エレメントとラジアルワイヤーを引っ張り力を受けることにした。また、ワイヤーにシンプルを入れ、クランプ金具を使うことで、ワイヤーの振動によって掛かる曲げ応力の低減を図った。さらに接続用バインド線を2ミリの銅線にしてガッチリと止め、エレメントワイヤーもこれまでの1.6ミリから2ミリに変更した。

 

<エレメントの寸法

これまでの作業で折れたエレメントを繋ぎ直した際、エレメントのパイプ部分を1m程長くした。この状態でMMANAで設計してみると、給電部分のワイヤーエレメントの長さが7.9mとなった。設計値の長さで取り付けたところ、壊れる前の長さよりダイブ長すぎるようだ。

取り敢えず動作を確認して追い込むことしたが、なんと同軸ケーブルが切れているらしく、共振点が見つからなかった。

あわててバタバタしても仕方ないので、調整は次回に持ち越しとし今日の作業を終えることにした。

<記:JA1PEJ(中村)>

給電部の構造
 
  
給電部設置
 
JM1NTK 
 
 

2010年05月07日  金曜日 曇りのち雨

参加者

JA1PEJ

 

== 今日のテーマ ==   バンド間のカブリ対策の実験

<干渉対策の取り組み

バンド間のかぶりでまともにマルチTXによる運用ができないことがあり、カブリ対策が重要課題になっている。リニアアンプから出る高調波が主な要因だろうが、部品の容量が大きくなるのでなかなか対策が難しいのが現実だ。

その他にもエキサイターからアンテナまでの同軸ケーブル、そしてリニアアンプ周辺やアンテナ間の干渉など、いろいろな干渉ポイントが考えられが、対策は一筋縄では行かないだろう。干渉原因を切り分け、対策ができるところから実施することで、対策のノウハウを積み重ねながら、徐々に難しい対策も解決していければと思う。

 

<トランシーバーの高調波対策

カブリ状況の調査すらできていないが、高調波によることは間違いのない要因なので、コイルとコンデンサーの直列共振回路をトランシーバの出力端子に取り付け、2倍の高調波を阻止する高調波トラップの実験をしてみた。

実験はF114-61のトロイダルにエナメル線を13回ほど巻き、200PFのコンデンサーをつなぎ、減衰特性をチェックしてみた。部品は手元に転がっていたものを使ったので、周波数などは目的のものにはあわせていない。

実験結果によると、トロイダルコアー1個のトラップ回路で25dB程の減衰が得られ、耐電力の点を除けば同軸ケーブルよりも手軽にできそうだ。

<記:JA1PEJ(中村)>

トラップコイル
リターンロス
減衰特性
 
   
 
 

2010年05月08日  土曜日 晴れ

参加者

JA1PEJ

 

== 今日のテーマ ==   160m用アンテナのSWR調整

<SWR調整

160m用バーチカルアンテナの構造がアルミパイプの下側にワイヤーを継ぎ足した構造になっているので、ワイヤー部分の長さを調節して共振周波数を合わせることができる。しかし、長さが変わると給電点の高さも変わることになり、これが結構面倒な作業になる。

エレメントの長さを変えるたびに、ラジアルの張り具合が変わるため、この変化の影響でSWRや共振点が変わり、エレメント長の変更とSWR値の変化が一致しなくなる現象が起きる。

ラジアルの張り具合でSWRを合わせることが、良いのか邪道なのかは知らないが、エレメントを少し短めにして、ラジアルを緩ませると、インピーダンスが50オームに近づき、マッチングを取ったようにSWRがきれいに落ちるようだ。結果的にはMMANAで計算した長さより、3mほど切り詰めたところで、バンドの上端、下端でSWRが1.3以内に収まった。しかし、共振点が少しずれてしまうためか、リアクタンス成分が少し残るようだ。共振周波数を合わせて高いSWRを我慢するか、SWR をビタッと落として気分良く使うか。どっちを取るかは、使ってみて判断したい。

<記:JA1PEJ(中村)>

給電点
バンド下端SWR
バンド上端SWR
 
   
 
 

2010年05月15日  土曜日 晴れ

参加者

JA1PEJ、JR8VSE,JG4KEZ

 

 

== 今日のテーマ ==   3.5MHz用短縮形ダイポールの設置準備

<CD-78Lの組み立て

CD-78Lアンテナは、3.5MHzから3.8MHzまでに使える短縮形ダイポールアンテナだが、3.8MHzはAFA-75があるので、今回はCW専用に調整して使うことにした。

オリジナルなエレメント長は約24mだが、CW専用とするため、周波数切替用ローディングコイルや、工事の時にアッチコッチにぶつかって、邪魔になるだろうと思われるキャパシティハットを取り外すことにしたので、全体の長さは約27mほどになる予定。また、付属の給電部も使用せず、市販のバランを通してダイレクト給電方式とした。

エレメントの先端部分に、ホームセンターで購入したさらに細いアルミパイプを継ぎ足して延長した。パイプがだいぶ細いので、かなりしなって、なんとも心もとない様子だが、取り敢えず使って様子を見ることにした。

 

<簡単な動作確認

組み立てが終わったアンテナを早速タワーのところに運び、地上5m程のところに縛り付けて動作確認をしてみた。アンテナの先端に手が届く位の高さなのでどうかな?と思われたが、中心周波数が3.44MHz位で、SWRが1.2ほどになった。また、SWR1.5以内のバンド幅は約50KHzほどあり、CWバンド内で使用するには十分なようだ。エレメントの長さは佐々木さんが予測した計算通り、このまま予定の高さ30mに上げればほぼ満足した値に落ち着きそうだ。

 

<いつに無く今日は・・・・・・>

今日はいつもとは違って作業参加者が二人もあり、豪華メンバー!?で作業が出来た。タワー昇りが次回に持ち越しとなり、チョット手持ち無沙汰だったかも知れないが、やっぱり、作業で汗を流すことも楽しさを増やす上では必要なことだろうと思う。

<記:JA1PEJ(中村)>

組立て完了
動作チェック
 
 
 
 
 
 

2010年05月22日  土曜日 晴れ

参加者

JA1PEJ、JR8VSE,JG4KEZ、JI6BRB、JG4IQC

 

 

== 今日のテーマ ==   3.5MHz用短縮形ダイポールの設置工事

<エレメントクランプの改造

マストクランプの構造が何度か変わっているらしい。今回使ったアンテナは新品だが長いこと保管していたものだし、マストクランはさらに古い別物で使われていただったこともあってか、Uボルトの利きが悪く、エレメントが回ってしまった。

最新のものはアルミのリングに割りが入っているとのことなので、改造して組み立て直すことで問題は解決した。

 

<エレメントの固定

エレメントはタワーの途中に取り付けるので、適当な金具が無く自作することにした。今日の工事には間に合わなかったので、仮止めして置くことになったが、タワーの向きの関係で2本の主柱に固定しにくく取り付けに悩んだようだ。もしかしたら計画している金具構造では、うまく北方向向きには固定できないかも知れない。

 

<何はともあれご苦労様でした

少々お昼が遅くなったが、何とか昼飯前に架設工事が終わった。佐々木さんがスーパーに買出しに行って、焼き物の材料を仕入れてきてくれた。

車の運転があるのでアルコール抜きのBBQとなったが、みんなで食べればそれだけでも楽しく食べられるのが嬉しい。BBQの最後はいつものメニューで、VSEさんお勧めのピーマンの”丸ごと塩焼き”だった。何はともあれお疲れ様でした。

 

 

<合掌

このアンテナは、故高橋さん(JR1RWW)から頂いた物ですが、やっと使うことができ供養になればと思います。

<記:JA1PEJ(中村)>

組み立ての手直し
JG4IQC
JI6BRB
BRB&IQC
 
昼飯です! 
 
 

2010年05月29日  土曜日 曇り

参加者

JA1PEJ

 

 

== 今日のテーマ ==   アンテナ取り付け金具の製作と草刈作業その他

<アンテナ取り付け金具>

タワーの途中にアンテナを取り付けるための金具を製作した。タワーにはたくさんの穴が開いているので、何とか利用できないかと考えたが、どうしても何らかの金具が必要になるようだ。

タワーと言えども想定外の荷重を掛けることは、予期せぬトラブルを引き起こすことにもなるので、タワーへの負担をなるべく軽減できるよう、2本の主柱をバランスよく利用するような構造を検討した。また、亜鉛どぶ付けメッキなど出来ないので、錆びないようにステンレス材を使った。

 

<草刈り作業

いつもの定常作業だがこの春初めての草刈になる。年に4,5回行えばかなりきれいにしておけるが、くたびれるので1日の作業時間は精々2~3時間程しか出来ない。早くても3日(=3週間)ほどかかるので、夏場の暑い日が続くようになると、伸びるスピードも早く、自転車操業状態になることもある。

 

<アンプ作り

160mのアンプ作りの方も少しだけ作業が出来た。これまでやってきた真空管が壊れていて使えないので別な球に変えた。大体似たような寸法だが高さが合わない部分にハカマをかませて何とか取り付けられそうだ。フィラメント電圧も違うのでステップダウントランスを入れて電圧調整することにした。取り敢えずフィラメントが点燈し第一ステップはOKのようだ。

壊れたものと同じ球が見つかれば、再度戻すことになるので、構造の変更はなるべく避けて仮置きでしのぐことにしたいと思う。

<記:JA1PEJ(中村)>

取付け金具
寸法合わせ
フィラメント電圧
 
今年度の参加状況
 
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