参加者 | JA1PEJ、JH1AEP、JF6DEA | |||
合計5名のオペレーターで、ARRL-SSBのMM部門に48時間フルエントリーした。※コンテスト参戦記は別途 |
JR8VSE、JG4KEZ | |||
<現地時間の表示> 木下さんが現地時間が分かるとオペレートがしやすいから、と100円ショップで時計をたくさん買い込んできた。この前CWのときには卓上用を4個持ってきたが、今回は少し大きめの壁掛け用を4個持ってきて壁にかけてくれた。表示が小さいので慣れるまではどの時計を見れば良いのか、少し迷うかもしれない 。この他パソコンで表示するジオクロックも用意したが。まだ全部のパソコンには入れていない。徐々に機能が充実しコンテスト局の雰囲気が高まっていくことは楽しみなことだ。
<PHS携帯> パケットクラスターの必要性については、以前から対策が望まれていたが、なかなか実験できず実現もしていなかった。今回宗樂さんがPHS携帯を持参してこられ、問題なく使えることが期せずして判明した。少し古いタイプということでスピードは遅いがパケット情報の収集には十分だった。新しいものではもう少しスピードが早いようなのでそれが使えればさらに十分だ。PHSは定額制なので通信料金を気にしないでパケットクラスターが使え、コンテストの楽しさが倍増するだろう。こんな山の中でインターネットが使えるなんて!
<その他> 今回は菊池さんが用事があり不参加だったが、用事の合間にビールを持って訪ねてくれた。昼過ぎから夕方まではどのバンドも聞こえなくなるので、木下さんたちが帰る前の1時間ほどビールを飲みながら団欒した。やっぱ、みんなで手柄話やノウハウなどを披露しあうのは楽しいものだ。
<課題> 1.21の飛びがいまいちおかしい。(SWRも少し高いようだし、アンプの反射電力計が振れないことがある) 2.14のアンプゲインが落ちているようだ。 3.7のアンテナ方向がずれているし、同軸ケーブルの絡みつきもチェックが必要。 4.カブリが影響して運用できないバンドもある。7と14からの影響が特に大きく問題である。 <記:PEJ(中村)>
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現地時間の表示 | ||||
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PHS携帯 | ||||
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パケットクラスター | ||||
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差し入れ訪問 | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
延長作業が完了したエレメントをタワーへ架設するための準備を実施 |
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<引き起こし> 延長したエレメントを引き起こしてタワーに沿わせて立ち上げた。70ミリと80ミリのパイプを継ぎ足して延長したため、重さが増え30Kg近くありそうだ。ロープを使って人力でも可能かと思ったが、一人作業なので安全のためウインチを使った。根元から1/3位のところにワイヤーロープを掛けて引起したが、エレメントはまるで釣竿のように大きくしなった。21mの時とは全く違う様相だったが、折れ曲がるようなことは無かった。長さが29mあるので7のタワーステーなどに引っかかる。重さも増えて慣性力が大きくなり引起し方向のコントロールには苦労した。
<タワーへの架設準備> 苦労はしたものの、何とかタワーに沿わせて立てかけるところまで終わった。先週持ち上げておいたマストをローテーターのマストクランプ金具を使って固定した。エレメントの吊り上げ方法は前回と同じく、ウインチのフックに引っ掛けて引っ張りあげる予定だが、何んといってもこれまで扱ったことが無い大きさなので、十分な事前の確認が必要だ。強い風が吹くので無理をせずに風の動向を見守ったが、風は弱くなる気配がないので、建架作業は次回に行うことにした。
<林道とシャック周辺の笹刈り> 強風でアンテナ工事が出来ないので林道脇の笹刈りを行った。自分の車は外観など気にするようなものでは無いが、それでも毎回小枝をかき分けながら通っているので、あまりにも哀れな状態になってしまった。特に小枝が出ている部分の刈り取りを行った。また、シャック南側の柿木を植えている部分も雑木等の小木や笹などを刈り取った。大きな木が増えてきたので手に負えなくなる前に伐採しておきたい。
<木の実だけにしてくれ!> ファームに着くと同時に目の前を横切る小さな動物を見かけた。こちらの車に気づいてすばやく木の上に駆け上り、枝の上で様子をみていた。カメラを持ち出し車の中から1枚の写真を撮ることが出来たが、その後すぐに木を降りて林の中に走って行った。その間3分くらいだったが、リスの姿を見るのは初めてのことだ。木の実が無くなってもケーブルはかじるなよ!
<今日の課題> 1.エレメントの長さが長いので、タワーとマストの強度が持つかどうかの検証が必要。 2.エレメントの引上げ後半における横荷重の大きさの確認とマストへの取り付け手順の検討。 <記:PEJ(中村)>
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エレメントの引起し | ||||
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引起し完了 | ||||
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新発見! | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
エレメントの引き上げとSWRの確認および調整 |
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<エレメントの引き上げ> 風が穏やかだったのでエレメントの引き上げを敢行した。接続部分のネジがタワーやガイド金具に当たらないよう注意深く少しずつ上げた。それでも時々引っかかり、それが外れるときに大きく揺れた。その度にヒヤヒヤドキリの連続だったが、引っかかってどうにもならないようなこともなく、概ね予定した手順で作業が出来た。
<SWRのチェックと調整> 午後になると少し風が出てきたので、タワーの一段を残した位置で仮止めし、SWRをチェックした。タワーが根元で接地されているため、給電方法はガンママッチとなる。タワーの途中にアルミパイプを取り付け、パイプの先端からIV線を垂らして、地面近くでアースとの間のアナライザーを接続した。アース棒が1本で不十分なせいか、共振点すらよく分からない。1/4波長の長さのラジアルを1本張ってアースにつないだら、少し共振点が確認できた。マッチングロッドの長さは10m、幅は80センチ位に設置していたが、どうにもマッチングが取れるような状況では無かった。Rが150オーム、Xが200オーム以上もあった。少しずつ長さと幅を変えてみたが、長さ5m、幅10センチ位まで変えてみたが、Rは50オーム近くなったが、Xは150ほどあり、SWRは8位から一向に下がらなかった。また、最初1.9MHzくらいかと思われた共振点が、マッチングロッドを調整していくうちに段々下がってきて、測定器の下限の1.7MHz以下までに下がっているようだった。いま一度オメガマッチの原理とテクニックを勉強して出直しが必要のようだ。
<エレメントのしなり> 心配していたことだが、ちょっとした風が吹いただけで、まるで大漁の釣竿のように大きくしなり、見ていてかなり不安を感じた。下から眺めるとまるで逆Lアンテナでも見ているようだ。やはりステーを取ったほうが良いのだろうか。いい加減なナイロンロープだと、すぐにボロボロになって切れてしまうので材料に悩む。デベロープが良いが高価なので使い切れないし、、、、。
<今日の課題> 1.エレメントステーの検討 2.マッチング方法の検討
<記:JA1PEJ(中村)> <<BACK to TOP>> |
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引き上げ開始 | ||||
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途中で仮止め | ||||
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逆Lアンテナ?! | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
オメガマッチによるSWR調整とエレメントの固定 |
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<SWRのチェックと調整> ガンママッチではどうにも旨く行きそうも無いので、給電点にバリコンを入れたオメガマッチング方式によるSWR調整を行った。マッチングロッドは、前回のものをそのまま使用した。ロッド長の調整はタワートップ位置(16m)から少しずつ腕木を下げて短くしていった。16mではVCを回してもSWRは2以下には下がらなかったが、13m位にするとSWRは一気に下がり、殆ど1.0になってしまった。しかし、なぜかR値が100オーム以上もあり、X値が0になっていて、バンド幅がやけに広く、かなりブロードで、どうもおかしいようだ。R値を50オームに近づけるべく、マッチングロッドの位置を10m位まで下げてみると、SWRは1.2位になり、X値が10オーム前後になってきた。それでもなおR値は80オームほど有り、どうもおかしい。ロッドの幅を50センチ位まで狭くすると、R値は45オーム位に下がったが、SWRが1.2位に上がってしまう。 あれこれ何度も繰り返したが最終的には、マッチングロッドの長さを11mとし、幅は60cmとしたところで、R値50オーム、X値が7オームとなった。SWR=1.5の周波数幅が約170KHzほどになっている。先ずはこんなものだろうと思われるので調整を終わることにした。
<タワーへの取り付け> SWR調整にも見通しがついたので、エレメントをタワーに固定した。エレメントを長くしたことで横荷重が大幅に増えたようだ。マストに取り付ける作業が危険なのとエレメントの強度不足しそうなので、タワー主材への取り付けに変更した。吊上げ作業時はマストトップの固定金具にエレメントを通しておいたので、金具の移動など厄介な作業が増えてしまったが、横荷重で支えきれなくならないよう慎重に作業し、無事完了することが出来た。
<どちらを取るか、、、。?> タワーマストへの取り付けを断念したため、全体長が約2m予定より短くなり、共振周波数が1.91MHzと中心周波数より100KHz位高いようだ。一応マッチングは取れたので、しばらく使って様子を見たい。エレメントの強度についても、その間には何らかの結果が出るだろう。電気的性能と機械的性能どっちを優先するか悩むが、作業量も加味した相対的なバランスがもっとも重要なことだろう。
<今後の課題> 1.エレメントの強度不足 2.同調周波数ずれによる飛びへの影響) <記:JA1PEJ(中村)> <<BACK to TOP>> |
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マッチングロッド | ||||
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SWR | ||||
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取付け完了 | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
同軸ケーブルを接続し動作状況を確認。 |
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<同軸ケーブルの接続> アンテナをタワーに固定しマッチング回路も見通しがついたので、動作状況を確認するために同軸ケーブルを接続した。今のところ専用のリニアアンプが無いので、これまでインバーテッドVで使っていたケーブルを一部流用して、アンテナからシャックまでをダイレクトでつないだ。 アンテナから既設ケーブルとの接続ポイントまでの長さは100m位必要だ。いつもの方法で有り合せの同軸ケーブル数本をつないで使った。雨の中で傘をさしての作業は少しやりにくかったが何とか無事終わった。 今回一応使える状態になったので、建設計画は一旦終了とし、今後は保守メンテの中で、問題点の改良や手直しなどを行うこととしたい。
<使用感は、、、。?> たかが1/4波長のバーチカルだ。そんなに違いは無いだろうと思うが、天空に向かってそびえるフルサイズのエレメントを見るとついつい期待が膨らむ。夕方5時位から7時頃までクラスターを見ながら、バンドの内外をくまなくワッチしてみた。6時頃になって国内QSOが聞こえてきたが、DX局は全く聞こえず、飛び具合はおろか、聞こえ具合すらも確認することは出来なかった。国内の局はSが9位は振っていたが、さほど強力に聞こえるといった様子も無かった。なんか少し心配になってきた。果たして性能は如何相成りますやら。
<エレメントの傾き> エレメントの取付が僅かにずれたようで、先日とは違った反対方向に傾いていた。雨でタワーに昇るのも億劫なので、エレメントの傾きはそのままにしておいたが、今後傾きの変化に注意し、場合によっては補強策などを検討が必要になるかも知れない。
<今後の課題> 1.アースの補強(アース棒とラジアルの増設) <記:JA1PEJ(中村)> <<BACK to TOP>> |
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反対に傾いて | ||||
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傾きの大きさは同じ? | ||||
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僅かにずれた? | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
アンテナのメンテナンスとアンテナファームの笹刈り作業 |
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<ローテーターチェック> この前7メガのアンテナがスムーズに回転しないことがあったのでタワーに昇って点検をした。マストブラケットのネジが緩んでいたが、ケーブルなどの絡みつきは無かった。アンテナが180度反対方向を向いていたので修正し、マストブラケットのネジを締めて作業は終了した。ステージが付いているがステーアームが2本しか止まっていないので、改修しないと危険なのだが、サイズがあっていないので、取り付け用アタッチメント金具を作らないとならないのでなかなか面倒だ。
<160m用バーチカルの取付補強> 設置工事が終わったばかりのバーチカルアンテナだが、取付部分のUボルトに不具合が有り、締め付けトルクが不十分だったので改修補強した。エレメント固定用のUボルトのうち、タワー側のUボルトがエレメントにあたり、十分な締め付けが出来ないので、ナットから出る部分を切り取ってエレメントにあたらないように加工した。また、2箇所で留めていたが強度不足の不安があったので1個追加し3箇所で固定した。
<ウィンチの片付け> バーチカルアンテナの工事が終わったので、ワイヤーを巻き取りオイルをさして収納した。リモコンがもう少し安定に動作してくれると使い勝手が良くなるのだが、微弱電界のリモコンなので改良が難しいようだ。
<アンテナエリアの笹刈り> そろそろ、新芽が芽吹いてくるので、その前にアンテナエリアだけでも、雑木の小木や篠竹を刈り取っておきたい。ここ数年アンテナ工事が相次ぎ地面のメンテが出来なかったので、雑木類がだいぶ大きくなってしまった。アンテナ工事に必要な部分から始めたのでトラ刈り状態になった。今年はたぶん大型工事は無いだろうと思うので、ススキの群生場所もなるべく伸びないうちに刈り取っておきたいと思う。 <記:JA1PEJ(中村)> <<BACK to TOP>> |
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固定方法の改修 | ||||
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ウインチの片付け | ||||
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笹刈り | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
同軸ケーブルコネクターの手直しと笹刈り作業 |
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<コネクター取付の手直し> 3.8メガ用アンテナのコネクター芯線が少しガタついていて、前回のコンテストのときに聞こえなくなる現象があったので、コネクターを外して付け直した。20D-SFAケーブルの芯線は空洞になっていて、コネクターの芯線金具を空洞にねじ込んで固定する。ネジの部分がゆるくなってしまい、接触不良になっていたようだ。 コネクターの取り付け作業は始めてだったが、これまで付いていたのを分解してみたら構造も簡単で、作業性も良く難しいことは無かった。ネジがゆるくなった部分を2センチくらい、蛇腹の山の部分で切り取り、セルフタッピングになっている芯線金具をねじ込み、外皮金具を外皮の蛇腹の谷に合わせて少しつぶすようにして合わせ、外側のハウジングをかぶせてねじ込めば取付完了だ。これまで使ったどのコネクターより簡単だった。 芯線のセルフタッピングをねじ込むときにあまり力を掛けすぎると、部材がやわらかいのでネジがつぶれてしまい失敗するようだ。
<笹刈り作業> 風が吹いて寒かったので力仕事で体が温まった。2時間ほどで北側斜面のほぼ全域を刈り取ることができた。ケーブル等を傷つける恐れがあるので、同軸ケーブルの近傍やタワーの近傍はやらなかった。アンテナ工事前に刈り取った区域もすでに小木が生えているので、葉が生い茂るまでには南側斜面など全域を回る必要がありそうだ。
<160mバーチカルの強度不足> 7メガのアンテナが少し回されていると思ったら、160mのアンテナも大きく傾いていた。取付が少しずれた影響もあって、エレメントのかなり下の部分から曲がっている。新しく買い足したアルミパイプは太さ寸法が大雑把なものしかなく、接続部分にガタが生じていたため、強度不足や傾きを懸念していたが、いとも簡単に曲がってしまい、やっぱりダメか。といった気分だ。また、エレメントを2本のUボルトで固定する方法は金具構造が簡単でうまい方法だったが、止め板板の強度が不足していてゆがみでネジが緩んでしまうようだ。ネジを強く締めるだけで問題が解決すれば良いのだがどうだろうか。曲がり具合を見ると、80ミリパイプと70ミリパイプの継ぎ目あたりが1番ひどく曲がっている。重ね合わせ部分を増やすか、中に別なパイプを入れて2重構造にするか。強度改良が難しいようであれば、ステーを張ってガマンするのも良いかも知れない。もう少し様子を見極めないとならないが、何とかエレメントが落ちてこないうちに対策を済ませたい。しかし、初めて部分には問題はつき物だが、チャント実験してから構造を決めれば良かった。参ったなぁー。!! <記:JA1PEJ(中村)> <<BACK to TOP>> |
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芯線取付 | ||||
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シールド金具取付 | ||||
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コネクター取付完了 | ||||
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コネクター取付完了 | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
エレメントの傾き不具合対策準備と笹刈り作業 |
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<1.8メガ用バーチカル取付不具合の改修> エレメントの傾き対策としてステーを取って補強することになった。ステー材料は使い古しのデベロープを使うが、長さが足りないようなので、地面に近い部分はステンレスワイヤーでもつないで使うことになるかも知れない。また、工事をもっとやり易くし、しっかり固定できるよう、タワーに直接取り付けるのではなく、60ミリの補助パイプを使うことを検討中。 エレメントが曲がったままでは、折れると困るのでロープを掛けて引っ張ってみたが元には戻らなかった。いまのままでは横荷重が大きく掛かっていて、固定金具を緩めることは危険そうだし、Uボルトを緩めても簡単には下に下がらないかも知れない。厄介なことになら無ければ良いのだが、、、。
<21メガのアンテナ不具合> ARRL-SSBの時に21メガの飛び具合が変だったのでSWRをチェックしてみた。同調点が21.01MHz付近と21.9MHz付近の2箇所あり、しかもどちらのポイントでも1.7以上もあった。バランなどが壊れた時の不良現象とは全く違うので、恐らくどこかのエレメントの接続部分が接触不良を起こしているものと思われる。地上まで下ろし、エレメントの接続部分の分解掃除が必要になりそうだ。
<笹刈り作業> 定番の笹刈り作業は、南側斜面の特に背の高い笹が生えている区域を行った。ラジアルやら同軸ケーブル、タワーステーなどがあってやり難い上に、伐採した木が残っていてさらにやり難い状況となっている。無理しないで一旦移動するなどの処置が必要になり手間が掛かる。しかしそれでも以前よりはだいぶ作業時間が短くなったように感じる。 <記:JA1PEJ(中村)> <<BACK to TOP>> |
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ステー用のデベロープ | ||||
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ロープで引いて見たが | ||||
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21MHzのSWR悪化 | ||||
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笹刈り | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
バーチカルアンテナのエレメントの曲がり、傾き不具合の修復と対策 |
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<アンテナの取り外し> 新しくアルミパイプで延長した根元部分で曲がったため大きな横荷重が掛かり、固定金具のネジを緩めても引っ掛かって降りなかった。タワーに昇って手で押したくらいではびくともせず、途方に暮れてしまった。一か八かで固定金具のネジを緩めておいて、下からロープで右へ左へとゆすったところ、数センチずつ下りてくるようになった。ウインチのワイヤーを少し緩めてはロープをゆすり、揺すってはウイインチを2,3センチ緩めるのを数十回繰り返した。時々接続ネジがUボルトや仮止めロープに引っ掛かるので、タワーにも何度も昇っては降り、降りては昇り、これまた何度繰り返したことか。作業を始めた時には手のつけようが無いと思われたが、バカみたいな作業を一日中繰り返し、午後遅くなってやっとエレメントが地上に降りた。
<エレメント曲がり不具合の対策は、、、。> 強度的に限界と思われるので、エレメント自体を強化することは諦めステーを張ることにした。使い古しのデベロープがあったので、足りない部分は継ぎ足して使うことにした。デベロープなのでエレメントへの固定部分をどうするか厄介な問題だが、さほど強度を必要とするものでもないのと、今回は未確定要素も多いので、無用なことに手を掛けるのをやめて、簡単にエレメントに結びつけておくことにした。だいぶ手抜きだが、当面様子を見ることにしたい。
<曲がってしまったエレメント> エレメントの曲がりは大したこともないと思われたが、厚みが3ミリもあり建ててからステーを引っ張ったくらいでは元に戻らないだろうと思われた。地面に下ろしたついでに曲がり具合を修復して再度立ち上げることにした。タワーと立ち木に固定しておいて曲がった部分にワイヤーを掛けてウインチで引っ張って修復した。太く強靭なパイプの曲がりを修正するのは意外と大変だったが、知恵を絞れば何とかなるものだ。 <記:JA1PEJ(中村)> <<BACK to TOP>> |
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取外し作業 | ||||
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曲がり状況 | ||||
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修復完了 | ||||
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立ち上げ完了 | ||||
参加者 | JA1PEJ | |||
バーチカルアンテナの再架設とエレメントステーの取付 |
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<アンテナの架設> エレメントにデベロープのステーを縛りつけ、再度これまでと同じような方法で引上げた。午前中は不調だったウインチのコントローラー用の電池を買いに行ったり、リモコン用のアンテナを作り変えたりしたので、アンテナ工事は午後になってしまった。午後になるといつものように西よりの風が結構強かったが、モタモタしても居られないので敢行した。無理した分だけ苦労したが何とか無事架設できた。
<ステーの設置工事> デベロープの長さが足りないので、古いデベロープやステンレスワイヤーなど、有り合せの材料を繋ぎあわせて使った。3.5メガ用のラジアルと交差するような場所にはデベロープを使ったが、アンテナへの影響が無さそうな部分にはステンレスワイヤーを使った。また、周囲のエレメントを下ろさないと交換できない上の部分はそれなりにしっかり工作したが、足りなくなって繋ぎ合わせた下の部分は泥縄式で作ったため、かなりいい加減な結果になった。ステーアンカーは、農作業用?と思われる、ラセン形の金具を使ったが、くたびれてあまり深く埋めなかったので、強い風が吹くと抜けるかも知れない。先ずはステーの効果状況を確認し、問題が無いようであれば耐久性を考慮し再度改修したい。 <記:JA1PEJ(中村)> |
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エレメントの取付 | ||||
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エレメントステー | ||||
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修復完了 |