参加者 | JA1PEJ | ||
【160m用バーチカル建設計画】アルミパイプをタワーに取り付け全長36mのエレメントが完成した |
|||
<エレメントの引き上げ> いつものように底冷えがするような天気だったが、幸い風が吹かなかったので、エレメントをタワーに取り付けてみることにした。長さ22m、重さ約20kGほどあり、人力では支えきれないのでウインチを使って引き上げた。エレメントをつないだネジがタワーや固定金具に引っかからないよう注意しながらゆっくり上げた。このタワーに本格的なアンテナを上げるのは初めてのことなので、アンテナが傾いてタワーにかかる横加重が心配になった。アンテナが傾き始めた段階で、一旦タワーを降りて様子を見た。下からウインチを巻いてみたがタワーが大きく揺れるようなことも無さそうなので、固定金具のところを引っかからないようにガイドしながら取り付け位置まで引き上げた。Uボルトのネジをユルユルにしていた止め金具は、手で簡単に引き戻してタワー主材にまっすぐ取り付けることが出来た。
<タワーへの取り付け> タワーへの取り付けは絶縁する必要も無いので、Uボルトと凹み型クランプを使ってタワー主材にくくりつけた。ローテーター取り付け間隔と同じく2mのスパンを取って取り付けたので、さほど横加重は掛からないものと思われる。タワー天端の板のでっぱりが当たってしまいエレメントが少し傾いている。本番ではスペーサーなどの補助金具が必要なようだ。
<全長が足りないようだ、、、。> アンテナなどの残骸を使って、どれだけのものが出来るかを問題にしていたので、長さが足りないかどうかあまり気にしていなかった。何とか出来上がったエレメントは全長が36mくらいしか無さそうだ。しかし、もしかしたらタワー部分の太さの影響で我慢すればこのまま使えないかと、ディップメーターで共振周波数の測定を試みたが、時間も無くいい加減にやったのでうまく測定できなかった。アナライザでの測定では、何やら1.9メガ辺りになっていそうな気配が見えるような、、、、、、。何はともかくエレメントが立ち上がったので、マッチングを取ってみてどの程度使えそうか試してみるのもも良いかも知れない。エレメントの様子を見て延長の可能性について実験するのも良いかも知れない。そんなに簡単にできないところに、敢えて挑戦する意味がある訳で、、、、、。<記:PEJ(中村)>
|
![]() |
||
吊り上げ開始 | |||
![]() |
|||
倒れないかな? | |||
![]() |
|||
タワーに固定 | |||
![]() |
|||
立上げ完了 | |||
参加者 | JA1PEJ | ||
【160m用バーチカル建設計画】 マッチング部分の取り付けとSWR確認 |
|||
<マッチング部分の取り付け> 全長36mのエレメントが立ち上がったのでマッチングセクションを取り付け、まずは共振点を探ることにした。タワーのほぼトップの位置にエレメントクランプを使ってアルミパイプを取り付け、タワーから80センチくらいの幅で、2ミリのIV線を垂らしてマッチングエレメントとした。
<SWRの確認> マッチングロッドをタワートップに取り付けた状態で、アース棒との間でSWRを測って見たが、1.8メガ付近で同調している気配が全くなかった。測定用アースをタワーにしたり、アース棒にしたりと、いろいろ変えてみたが、SWRは9以上あって、ダイヤルを回してもほとんど変化しないような状況だった。アース棒一本ではダメなのかと、40m長のラジアルを一本だけ張ってみたが状況は変わらなかった。しかし、SWR計のR値が600オーム位あって、給電ポイントがずれているような感じなので、タワーに昇り給電ポイントを11mくらいに下げた。測定用に打ち込んだアース棒をタワーの根元に接続し、ラジアルを測定機のアースにして測定したところ、2.4MHzあたりでSWRが最低になり、SWRが4.5、R値が250オーム。X値はオーバーする状態だった。
<今後の課題> ラジアルをアースにして測定したので、正確な共振周波数では無いと思うが、傾向としては少し上にずれていることが分かったので、SWRの追い込みとともにに、共振点の方も1.8まで落としていかなければならない。 1.キャパシティハットで短縮する。 2.エレメントを作り直して延長する。 3.取り付けを工夫して延長する。<記:PEJ(中村)>
|
![]() |
||
マッチングロッド | |||
![]() |
|||
給電点の変更調整 | |||
参加者 |
JA1PEJ JR8VSE |
JF6DEA 7K1PTT |
|
【ARRL-CWコンテスト】 MM部門に参加したが、カブリがひどくマルチ運用に支障があった |
|||
<久しぶりのコンテストは疲れました> 夜は1時頃には終わるし、朝もせいぜい6時頃からなので普段とあまり変わらない時間帯なのだが、どうしても眠くなって困ってしまった。もはや寄る歳には勝てないのかも。寂しいことだがこれからは少し自重してかからなければならないだろう。
<バンド間のカブリ問題> バンド間のカブリ対策としては、受信側にバンドパスフィルターを受信回路に入れているだけなので、送信対策が不十分なため2倍、3倍波対策が急がれる。今回の運用では7メガと14メガが主体だったが、どちらも他バンドへのカブリがひどかった。7メガと14メガのリニアは別々の収容庫に設置するなどの対策をしているが、シャックからの同軸ケーブルが同じルートで束ねられているところもあり、この辺にも問題があるのかも知れない。 トランシーバーからアンプまでは、せいぜい50W程度しか出ていないので問題は少ないだろうと思われるが、これまで定量データーを取ったことが無いので徹底した原因調査が必要だ。いずれにしても一筋縄では解決できないだろうと思う。
<パソコンの不具合> 21メガ用のPTT動作が出来ずパソコンを交換して復旧した。調べてみたところパソコンのLPTポートの出力電圧が少し低いようで、完全に壊れた訳では無く、もしかするとインターフェース回路の方に問題があるかも知れない。これまでにも何度か他のパソコンも同じ障害で交換しているが同じ原因だったかも知れない。同じく160m用のパソコンが壊れて画面が出ず、動作しなくなった。電源を入れたときピ、ピーピーというので、こちらは電源不良かも知れない。他の故障品から電源をはずして交換して見たい。 <記:PEJ(中村)><<BACK to TOP>> |
![]() |
||
ARRL-CWコンテスト | |||
![]() |
|||
ARRL-CWコンテスト | |||
![]() |
|||
PEJ,DEA,VSE | |||
参加者 |
JA1PEJ |
|
|
【160m用バーチカル建設計画】 エレメント長が不足なので再検討するためタワーから取り外した。 |
|||
<エレメントの再検討> 長さが少し足りないと思われたが、実際にはどの程度か確認してみた。共振点が2.4メガ位にありそうで、このままごまかしてマッチングを取っても期待した性能にならないだろうし、キャパシーハットやローディングコイルで対策をするにも設置したままではどうにもならないので、一旦下ろして再検討することにした。タワーにアルミパイプを取り付けた構造なので、タワー部分の太さを300ミリとし、アルミパイプの部分を60ミリから8ミリまでのリデュース構造と考え、MMANAで最適化してみたが、どういう訳かエレメントの長さが45mにもなってしまい、全体を2ミリのワイヤーの太さで構成したときより6mほど長くなってしまう。 MMANAの計算上の問題なのかと思うが、21mのエレメントを取り付けたときの結果が2.4メガ程度に同調している気配であることも併せて考えると、あながち計算違いとも言えないかも知れない。果たしてどっちが本当なのか? 6m近い長さが不足するとなると、タワーへの取り付けを変えた程度では対応出来ず、工事面でも大掛かりになるが、エレメントの下側にアルミパイプを継ぎ足して延長するのが一番やりやすいかも知れない。
<160mアンテナによる80mへの影響> 160m用バーチカルアンテナの設置によって、近くにある80m用のバーチカルアンテナへの影響が心配なので、エレメントを取外した際に80mのSWRをチェックしてみた。エレメントの長さが21.8mでちょうど80mの四分の一に当たるが、タワーに取り付けた状態では若干周波数がずれるがSWR自体にはさほど影響は無く、十分調整範囲ではないかと思うので、当分はこの場所への設置としたい。タワーから外して地面まで下ろし、タワーに立て掛けた状態ではさすがに、SWRが1.4から1.7位まで上がるのが確認できた。この程度の影響なら無理をして新たなタワーを立てる必要も無いので、当分はこのタワーに設置することにしたい。
<課題> 将来計画としては、160mバンドも常時運用バンドに組み入れるよう、アンテナの設置方法も検討していきたい。 <記:PEJ(中村)><<BACK to TOP>> |
![]() |
||
取外したエレメント | |||
![]() |
|||
160mアンテナ有り | |||
![]() |
|||
160mアンテナ無し | |||
参加者 |
JA1PEJ |
|
|
【160m用バーチカル建設計画】 エレメントの接続ネジ交換、リベットによる補強等を行いエレメント構造を強化した。 |
|||
<エレメントの再組み立て> エレメントをタワーから外してみると、接続部分に少しガタが出ていた。垂直アンテナなので強度は問題ないと思い1本のネジで止めたが十分では無いようだ。また、手持ちの関係で8ミリのボルトを使っていたが、やはり強度に不安があるので10ミリに交換し、さらにリベットを使って2箇所でとめることにした。リベットは初めて使うので、どの程度の強度があるのか分からないが、ホームセンターで売られていた一番大きいサイズで、太さが4ミリくらいある大きなものを使ってみた。2箇所止め目にしたことで、持ち上げてゆすってもガタツキは無くなり、強度はかなり向上したようだ。 前回組み立てたときに、エレメントの上側部分は残骸のまま使ったので、今回は全部バラし接続部分を研磨し、導電コンパウンドを塗って再度組み立てた。接続部分はこれまでのタップネジはやめて、すべてリベットを使って止めた。ガタツキも無くしっかり止まり、なかなか良さそうではある。タップネジのように抜けるようなことは無いだろうが、いつまでガタツキ無く使えるかはよく分からない。うまくいけば、この方法もアンテナつくりのひとつのノウハウになるかも知れない。
<春一番でアンテナがかわいそうです。hi> 午前中の天気は晴れて暑いくらいだったが、午後には一見にわかにかきくもり、、、、。雷はなるし大風が吹く大変な荒れ模様だ。アンテナを見ていると、もぉー、勘弁してくれぇー、と言いたくなるほど、めちゃくちゃに揺れてます。自分が作ったアンテナが壊れないのがなんとも不思議なくらいです。タワー自体もステーを緩めに張ってあるので、トップでは50センチ位揺れている。こんな状況を目にすると、やっぱり少し大きすぎるかな?と実感。
<課題> エレメント一番下のつき合わせ接続部分は、特に大きな荷重が掛かるのでボルトを2本にするだけでは不十分と思われる。パイプの内側と外側の両方にジョイナーパイプを入れたサンドイッチ構造等の検討必要だ。 <記:PEJ(中村)><<BACK to TOP>> |
![]() |
||
リベット打ち | |||
![]() |
|||
リベットで2箇所止 | |||
![]() |
|||
風でアンテナが、 | |||
![]() |
|||
突合せ部分 | |||
参加者 |
JA1PEJ |
|
|
【160m用バーチカル建設計画】 エレメント接続部分の補強とタワーへの取り付け金具の検討。タワーマストの設置工事。 |
|||
<エレメントの補強手直し> エレメント根元部分の接続箇所にガタがあり、補強に使えそうな部材も無いので、知り合いの鉄工所に行き3ミリ位のステンレス板でL型の補強金具を作った。2枚のL形金具で挟み込んで補強するつもりだったが、1枚でも十分な感じだったので片側だけ押さえるような構造に変更した。L型より少し丸みを付ければもっと良かったかもしれないが、ベンダーでは丸みつけることは出来ない。見栄えは悪いが何はともあれしっかりと固定でき、ガタツキは解消した。案ずるよりも、まずやってみることが大切だ。
<タワーへの固定金具> 先の実験段階では、Uボルトと押さえ金具を使って約2m重ね合わせ、タワー主材に直接取り付けた。実験の結果エレメントの長さが足りないことが分かり、延長対策のひとつとして、タワートップに取り付けて約2m長さを稼ぐことになった。タワートップにマストを取り付け、マストにはエレメントを固定するUボルトを使った固定金具を取り付けた。固定金具をマストに固定することで、エレメント取り付けるときエレメントが傾くのを防ぐ、ガード役にもなるようにした。
<マストの設置> マストは60ミリの鋼管で長さが4mしかないので少しコンパクトだが、それでも重さは25Kg位ありそうだ。どうやってタワーに取り付けようかと思案したが妙案の無いまま、別の細めの鋼管でボウズをつくり、吊り上げて上から差し込むことにして途中までやってみた。しかし、どうにも面倒なことが分かり、結局タワー途中の下側から直接押し込むことになった。寸法が正に紙一重という状況だったが、知恵の輪もどきのやりくりで何とか設置できた。(まだ完全には固定出来ていないが、、、、。)
<課題> 果たして、長さ30m近いエレメントがタワートップのマストに首尾よく固定できるのだろうか。全く未知の世界なので、十分に危険を予知しながら建設を進める必要がある。 <記:PEJ(中村)><<BACK to TOP>> |
![]() |
||
エレメント接続補強 | |||
![]() |
|||
固定金具 | |||
![]() |
|||
タワーマスト | |||
![]() |
|||
タワーマストの搭載 | |||
参加者 |
JA1PEJ |
|
|
【160m用バーチカル建設計画】 エレメントの延長工作と正確な寸法測定 【コンテスト事前準備】 燃料の補給とアンテナのSWRチェック |
|||
<アルミパイプの購入> エレメント長が10m近く足りないことが分かり、タワーの延長も考えたが、なるべく手っ取り早くエレメントを延長することになった。あっちこっちのHPに書かれているが、上野の天野アルミニウムにメールで注文した。電話で大体の価格や送料などを問い合わせて、実際の注文はメールを書いた。価格と梱包代のと振込み先の返信メールが有り、代金を振り込むと翌日には商品が届いた。電話の応対はあまり良い感じではなかったが、商品の発送はやけに早かった。まぁ、この速さと丁寧な梱包に免じて、電話対応の感じの悪さはには目をつぶることにしよう。
<エレメントの延長> 天野アルミニウムでも在庫品では寸法が標準的なものしか無く、つないで使うには隙間が開き過ぎないように工夫が必要だ。今回は肉厚が3ミリで外形が70ミリと80ミリの2本購入したが、70ミリと80ミリでは隙間が4ミリもあるので、1.5ミリ厚のパイプを割って隙間に挟んでネジ止めした。70ミリと62ミリの接続は挟むにしても適当なものが無かったので、少々ゆるい感じだが、何もせずにネジだけで止めた。重ね合わせ接続部を35センチ程度としたため、エレメント長は7.3mほど長くなった。エレメント全体では28.9mとなり、タワー高を加えると45.3mほどになる。
<前回分の手直し> ガタツキの大きい接続部のL型補強金具が少し大きすぎて邪魔になりそうなので、少し幅を切り取ってスマートにした。小さくなった分強度は低下したかも知れないが、ネジを締めた感触では問題は無さそうだ。
<課題> エレメントの長さが20mから29mに延長されることになったが、見るからに横荷重が大きそうだ。全体を組み立ててしなり具合などを確認するが、、自立が無理そうなら途中からステーを取ることも検討したい。 <記:PEJ(中村)> |
![]() |
||
立派な梱包だ! | |||
![]() |
|||
延長したエレメントメント | |||
![]() |
|||
L型補強金具 |