<概要>
今年もいつものようにMLで参加を呼びかけたが、集まったのはKEZさんだけだった。そのKEZさんも月曜日は休めないとのことで、参加するのは土日だけとなった。9時のコンテスト開始から30分ほど遅れてスタートし、日曜日の昼過ぎまで23時間ほどの運用だった。リグはこの前のSSBの時以来使っていなかったので、KEZさんが到着してからアンプのチューンなど準備をした。システム的な面で少々不備があって、チューンを取るのも楽ではないが、装置の方はトラブルもなくて良かった。昨年同様に設備の動作チェックが主な目的となり、成績の方は参加証狙いだったので14メガは運用せず、28と21をメインとして夜間はローバンドの1.8から7メガで運用した。
<オペレート状況>
<1.8MHz>
CWは腕に自信が無い上に耳がよく聞こえない自分みたな者が出てはいけないバンドだが、苦労して作ったアンテナの性能を自分で確かめてみることにした。3.5をやりながら時々聞いていたが、コンディションが悪いのか何も聞こえ無いことが多かった。それでも時々チャンと聞こえるK6やK7の局は問題なくゲット出来たのでほぼ世間並ではないだろうか。信号が弱くて良く聞こえないよう局も呼んではみたが、何を打たれているの分からずQSOに至らない事もあった。しかし、そんな時でもチャンとQSOしている局があるので、このままで良いのかどうか迷うところだ。いずれにせよ、まだまだコンテストというには程遠い結果なので、しっかりと運用して確かめる必要がある。
<3.5MHz>
このバンドは3.8とは別に3エレメントのバーチカルフェーズドアレーアンテナを設置しているが、これまでの運用では性能の良しあしがイマイチはっきりしないので自分でも確かめてみることにした。元々ノイズが少ないので良く聞こえるのだが、西の方にビームを切り替えて聞くと信号が上がるものの、ノイズも上がってしまい却って聞こえにくいことがあった。他のバンドでも西方向にアンテナを向けるとノイズが上がるので、このアンテナでも同じ傾向が見られビームは良く出ているようだが、信号自体も弱くてそれ程上がってこないので、むしろノイズが少ない東ビームの方がはっきりと了解できた。恐らく送信時は西に向けたほうが良いのではないかと思うが、確かめることが出来なかったので定かではない。少しパイルになっている局を呼ぶとリターンがさっぱり分からず往生した。他の人はどうやって聞き分けるのか、チャンと応答してQSOしているのが不思議でたまらない。横取りされたようなケースが何度もあったようだが、古希を過ぎてからの手習いオペではこんなものだろうと・・・・・・。
<7MHz>
もっぱらKEZさんが夜の時間だけ運用したので詳しいことは分からないが、特に問題もなくしっかりと安定した状態だったようだ。
<14MHz>
人手も足りないし、面白みもすくないので出なかった。
<21MHz>
スタート時の定番となっているのがこのバンドだ。いつも設備がスムーズに立ち上がってくれるので助かる。しかし、今回はアンテナをつなぎ間違えて焦った。何を考えていたのやら、、、、。HI
このバンドもKEZさんが専任で運用したので詳しいことは分からない。
<28MHz>
今回はすべて自分で運用した。苦手のCWでオタオタしながらの運用だからレートはさっぱりだ。最初の日は呼びに回っただけなので、時間当たり20局程度のレートだったが、それでも多い時には1分間に2局位は出来た時も多くあった。昼間聞こえているうちはダラダラと呼びに回って運用を続けたが、17時頃にはローバンドに移った。日曜日の朝は7時少し前からスタートしたが、少し慣れてきたところでCQを出してランニングすることにした。CWバンドの50KHz位のところで28WPMくらいの速さで2~3回CQを繰り返したら呼ばれ始め、殆ど途切れなく9時過ぎまで続いた。最初は静かだったこの辺りの周波数も、途中でふと気が付いたら上にも下にもJA局ばかりが数局固まってランニングしていた。リグの性能が良くないので、複数局から同時に呼ばれるとブロックされて信号がまったく聞こえない。CWのスキル以前に聞こえないことにはどうにもならないのだが、、、。9時30分頃になると呼ばれる間隔が少しあいてきたし、くたびれて間違いも多くなったので運用を休憩した。再開後はクラスターに出ている数局を呼び回っただけで運用を停止することになった。
(記:JA1PEJ中村)
|