<参加計画と参加者>
既にサイクル24が下降期に入っており、残されたチャンスを少しでも楽しめればと思って計画を始めた。このところ参加者が少なくなり、今回もM/Mで参加するにはギリギリの3~4名から何とか出られるかも知れないとメールがある程度だった。
9月に入って間もなく熊谷さんからセカンドオペの話があり、菊池さんと受け入れが出来るのかどうか検討を始めた。設備がチャンと動くかどうかのチェックと整備保全の労力問題。送迎の車・人の問題がすぐには結論が出せなかった。受け入れの返事を2週間ほど待って貰ってその間に、設備の状況をひと通りチェックするとともに、菊池さんには仕事を休む調整をしてもらった。
設備の方は壊れていた1.8のアンテナを除いて、測定器によるチェックではSWRには問題が無いことが分かったので、日曜日に菊池さんとリニアアンプ関連の動作チェックをして送信系には問題が無いことが確認した。受信系の廻り込み対策は昨年頃からいろいろやって、何とか我慢できる程度に下がっていたのでよしとした。
宗楽さんからは少し前に土日だけOKとの連絡があった。続いて四十物さんからも日、月にOKとの連絡があり、最後に谷澤さんからも48時間OKとの連絡があった。今回はWからのゲストオペが3名あるとのことで、その人たちに主たる部分を担当して貰うようにスケジュールを作ろうと考えたが、ゲストオペを含め誰からもどのバンドをどの時間運用したいと言う具体的な要望は出て来なかったので、スケジュール表は空白とし運用結果を残しておくことにした。
<運用状況>
<3.5MHz>
直前の台風の影響を受けて片方のエレメントがバラケて、マストクランプも緩んでしまった。幸いSWRには影響なく使用できたが、土曜日の夜はアンテナがどっちを向いているか分からない状態で運用した。マストクランプの緩みは日曜日にCKAさんが昇ってネジを締めなおしてくれた。
<7MHz>
DICKさんの運用を後ろから見ていたらオペを譲ってくれた。私にとってこの時間の7メガは地獄に落ちるようなものだがとにかく交代してみた。案の定状良く聞こえない、高音が聞こえないので皆さんが聞いている音だと、ボワボワというか、ボソボソというか、混信でどの信号を聞いていいのかも分からない。1000MPに慣れていないこともあって自分の耳に合う音に合わせるまでに少し時間が掛かったが、しばらくしてやっと少し聞こえるようになった。
<14MHz>
問題なく運用が出てよかった。故障が無かった上にオペレートもしていないので記するものは特にないが、コンディションは可もなく不可もなくといったところで、時間当たり30局~40局未満での辛抱強い運用が続いたようだ。
<21MHz>
同軸コネクターやリレーに問題が起きて度々運用が中断した。幸いどの故障も復旧できて短時間で運用は再開できたが、リレーの問題はどうやら土曜日の夕方頃から発生していたフシがあるので影響は少なくは無かっただろうと思う。今回飛び具合がイマイチだったようで、少々ストレスの残る運用になったようだ。
<28MHz>
同軸コネクターに問題がおきて運用を中断した。今のシステムではオペレーターがアンテナ系の不具合を直接確認できるものが無いので、飛び具合で推測しないとならないのでちょっとした工夫が必要だ。コネクターの故障はCKAさんが他局と比べて飛ばないことからおかしいと気づき、現場を確認して故障を発見できた。サイクル24の最後とも思われるほどコンディションが良くて、日曜日の朝22時には今回における最高の時間当りのQSO数を記録した。
(記:JA1PEJ中村)
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