CQ Worldwide DX Contest, CW Oct.26-28 2011
Operators JA1PEJ,JE1PMQ,JR8VSE,JH6OPP,JG4KEZ,JA1CTB Multi- Op  Multi-TX
2011 CQ-WW(CW) M/M  (Claimed Scores)
バンド QSO Zone Ent.    
160m 66 16 20
80m 431 25 50
40m 1647 30 90
20m 1219 38 107
15m 1137 37 106
10m 874 37 106
Total 5374 181 452
Scores 9,385,491
QSO/Time 160m 80m 40m 20m 15m 10m
QSO/ZONE 160m 80m 40m 20m 15m 10m

<オペレーション>
JA1CTB 10m JE1PMQ 15m JH6OPP 15m JG4KEZ 20m JR8VSE 40m JG4KEZ 40m JA1CTB 40m JR8VSE 80m
 
JG4KEZ 160m Operation view Operation view Staff Shack View LogPc QSO/Time QSO/Overall

<参加計画と参加者>

このところ徐々に参加者が減ってきて運用計画を立てようにも予定が見えない。仕方ないので出たとこ勝負で参加することにして事前にオペレートの割り振りなどの準備はしなかった。1週間前になってEAQさんの紹介で初めての方が参加することになった。オペレーターの割り振りが決まっていないので一人でも参加者が増えるのはありがたい。とか言っていたら宋樂さんが月曜日までオペレートできるとのこと。二人のオペレーターが増えたので俄然活気が出てきたのは言うまでも無いことだ。佐々木さんも今回はスタートから参加出来るというし、最初から5名のオペレーターが揃ってスタート出来るのも久しぶりのことだ。というか何回もあるものではない。今回スタートに遅刻するPMQさんで、日曜日に早退する佐々木さんと渡部さん。この程度はまぁ、仕方ないところだろう。むしろ上出来と言わなくてはなるまい。


<運用状況> 

オペレーターの役割分担を決めていないので、行き当たりばったりだが、そこはそれなりに暗黙のルールが出来ているかのように分担は決まった。一番忙しそうな21メガを佐々木さん。2番目の稼ぎ頭を宋樂さん。3番目の14メガを渡部さんが担当して、スタートした。谷澤さんは取り敢えず7メガでも、、、、。そして私は取り敢えず予備軍。スタートして2時間もするとバラバラになったり、ログを取っていないので誰がどこを担当したのか良く分からない。朝のオープニング3時間で600局を終えることが出来て、設備の具合が悪いと言う声も出なかったのにはなんといえない遣り甲斐を感じることができた。(実際には言いたいことはあったかの知れないが・・・)

バンドごとのオープニングに合わせて佐々木さんと、宋樂さんがハイレートのオペレートをしてくれたので、渡部さんと谷澤さんがそのフォローをするような形で運用者を交代した。自分が担当した月曜日の朝の21メガは呼んでくる局がほとんどWの局ばかりで、まるでパソコンソフトの モールスランナーで練習しているかのように快適だった。日曜日の夕方に少しだけ14メガを運用したが、ヨーロッパ相手に混信の中での弱い信号は、私にとってどうにかできると言ったものではなく、もたついてばかりでさっぱり先に進まない。困ったものだが聞こえないものはしょうがない。


<結果からみた運用のポイントは・・・・> 時間はUTC
【一日目】
時刻 良かった点 問題点(その他)
     
     
     
【二日目】      
16:00--17:00   帰宅時の車運転に備えて睡眠

<オペレート状況を振り返ると・・・・・>


【JG4KEZ】たぶん渡部さんがOPされていた時だと思いますが、21のヨーロッパ方向でロングパスも開いたりして21の調子がなかなか良かった記憶があります。
3.5のヨーロッパ方向、DPと3eleGPを切り替えた感じで一概には言えないところもありますが、全体的に飛びはDPが良くて耳は切れるGPの方が良いような感触がありました。
W方向だとDPが横向いているせいもあって全般的にGPの方が良い感じでした。
7はコンディションは悪くはないのだけどお客さんが少ない印象がありました。
ヨーロッパでハイバンドがオープンする時間になるとそっちにいっちゃって開いてはいるけど呼ばれないみたいな感じでしょうか。特に二日目はW方向も含めてそんな感じが強かったです。
14は安定しているけどやはりハイバンドにお客さんが流れている感じでしょうか。
28はSSBの時よりオープンしている時間が短かったのが印象的でした。
これはやはり日の出ている時間が短くなったのが一番大きな要因でしょうかね。
特にヨーロッパ方向は日が沈むとFDJが相手している局が全く聞こえませんでした。
28は14の第二高調波がS9+60dBで入っていて50kHz位離れてもまだばさばさ言っている感じでした。de JG4KEZ/1


【JA1CTB】40mは朝10時JST過ぎでもEUがそれなりの強さで入っていてANTの良さを感じました。
西側の局はEUを稼いでいたと思います。
夕方のWのOpening時はOpeしてませんのでわかりませんが、夜から夜半までやった感じではまあまあのペースで呼ばれたと思います。
20mは普通な感じだけど、局数まばらな感じ10mはWの東海岸も開けていたのでそこそこ、2日目のほうが少し良かった気がする。EUの開きだしはもたついた。また、日没後はすぐに閉じてしまった(と思う)。ロングパス開けなかったと思う。
15mは2日目しかOpeしていないが、日没後はロングパスのみになった。それもEUがインド洋に近いところから入ってくる。正規F2ではなく多分、EU側から大西洋ーインド洋と回るGray Lineか、日中のコースとこちら側からインド洋への強いスキャッタか何かのmixのようなパスが、夜20JSTくらいまであった。これでAFや大西洋上のSuper Stationのマルチをいくつかつぶした。 
同じころVKの西側あたりから南米とカリブ数局がLPで聞こえていて、1〜2局出来たAFとカリブはドパイルだったけど、何かのタイミングでかすることがあり、エコーがスゴかったので38WPMか逆に22WPMくらいに落としてやるとcopyしてもらいやすかった。谷澤


【JR1VSE】80mは、夜のW向けのオペをしました。
ダイポールとバーチカルの比較では、Sは2~3つほどDP>VERTICALでしたが、ノイズが少ない分、VERTICALの方が若干よかったです。5回聞き返すところを3回でコピーできるくらいの違いに思いました。
トータル局数からみると、アンテナ性能の違いというよりも、今回はオペ増による3.5に割り当てる時間増えたことや、バーチカル投入による受信性能向上などで、QSOがスムーズに進むため、聞いている方が呼びやすくなった!?、等が起因していると思います。CWでは過去MAXのスコアではないでしょうか。
40mは、W/EU共に良く飛んでいた様に思います。
20mは、あまり運用していません。リニアアンプ、故障ではなく良かったですね。
15mは、今回スタート担当しましたが、とびが良いのですが、QSBが深いせいなのか、突如きこえなくなったり、パイルがドンときたりと不安定でした。
10mは、良く飛んでいたと思います。カリブのマルチもPHONE同様、それなりにコールバックがあったように思います。
JR8VSE/NH2N
 


<各局からのアドバイス>
やはりYAAトラップとかで高調波対策が必要そうですね。
あと、reversebeaconでFDJやYBKとの比較をしてみたのですが、北米方向は各バンド同等以上に飛んでいるけどやはりヨーロッパ方向が大幅に負けている感じです。特に21でのスポット数が少ないのが気になります。

YAA trap(最近はそう呼ぶのですか, originalはQST誌の技術紹介なんだけど...)は、受信側はいいけど、送信側AMPのでたところにいれるときは耐圧が気になるので、電圧最大点が起きないように考慮する必要があると思います。可能かどうか、よく考えてみないと・・・・・。

AFA75の上に送信アンテナとしてR-DPをあげてみたい気がします。
PHONE時、AFA75送信VERTICAL受信の切り替え投入でビバリッジ並みに聞こえる局が増えるかもしれません。

 

(記:JA1PEJ中村)

 

   

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