<コンテスト参加の様子>
このコンテストは日本時間の朝7時からのスタートだが、朝のグッドコンディションタイムに間に合わないので、夕方から参加することにした。いつも通りに家を出て午前中はシャック内のパソコンなどを整備で過ごした。昼過ぎになって宋樂さんが到着。電話が通じなかったらしく歩いて登ってきた。まだ時間が早いので、しばらくはインターネットワークの整備を手伝ってもらった。無線ルーターを設置し、防犯サーバーとシャック内のストリーミングサーバーの設置した。ここまでは準備しておいたので簡単につながったが、シャックのインターネット接続用の無線LANがなかなかつながらなかった。結局最後までダメだった。どうやら、PCIの無線LANボードの仕様が古すぎて機能が追い付かないらしい。そんなことをしているうちに夕方になってきたので、無線の準備を始めた。
<無線装置の準備作業>
発電機やアンプなどは問題なく動作したが、アンテナのラジアルが1本切られていたので圧着端子を使ってつないだ。そしてSWRを調整して準備は終わった。ラジアルは動物たちにしょっちゅう切られてしまうので設置方法の改善が必要なのだがなかなかやってる暇もない。SWRもラジアルを調整してあわせた。
今回はシングルバンドなので、リグは一台だけで足りるので宋樂さんが持ってきたFT1000MPを使った。設置が面倒なうえに一日だけの運用なので、使いにくいのを我慢して、FT-920の上に乗せて使うことになった。気合が入ってないんだなぁ・・・・。
<コンテストオペレーション>
夕方早い時期にはS9レベルのノイズが出ていたが、6時ごろにはいつしか消えていた。バーチカルアンテナだが普段はノイズレベルが低くてかなり良く聞こえる。べバレージアンテナも設置したこともあるが必要ないので今は張っていない。しかし・・・こんなアンテナでも私の老いた耳にはやはりノイズにしか聞こえない信号が多い。サブスピーカーをつないで聞いていたが、自分がさっぱり聞こえない局を次々コピーするのを見ていると神業にも思える。バンドをスイープするとCKA局やYBK局がバシバシとランニングしているのが聞こえた。やってるなぁ、、、。夕方のオープニングが終わったところでやっと30局ほど出来た。今回は他にバンド間のカブリ対策なども予定しているので、コンテストはどちらかと言うとそっちのけだった。
ちょろちょろやっていると谷澤さんから「いまそちらに向かっているところだ。」とメールが入った。事前には聞いてなかったので驚いたが一人でも増えると賑やかになるので大歓迎だ。
<助っ人が到着>
8時ごろになって、「近くまで来たが道がいまいち良く分からない」と連絡あり、入り口まで迎えに出る。動き回ってどこにいるのか分からなくなるよりは正解だろう。
谷澤さんから3.5メガ用のアンテナシミュレーションの結果についていろんな話を聞いた。説明してもらうとメールで見るよりは理解できるが、それでもなかなか難しいものも多い。10時ごろから谷澤さんがオペレートを始めると、宋樂さんは谷澤さんにお任せして明日に備えて早々と眠りについた。皆遠くかから運転してくるので疲れるんだよなぁ、、、、。
<体力が・・・・>
私もしばらく谷澤さんに付き合って居眠りしながら傍で聞いていたが、我慢できなくなり夜明け前までの間少し寝ることにした。谷澤さんはその後6時頃までオペレートし最後のひと時宋樂さんと交代したが、そのタフさには驚かされる。朝のオープニングが終わったところで、80局ほどできたが、これ以上やっていても大して増えそうも無いので退局することにした。
<成果としては・・・・>
今回はアンテナもアンプも概ね良好に動作してくれた。自分で試した感触としては「呼べば帰ってくる」ようなので、マルチバンドコンテスト局の設備としては、まずまずの部類ではないかと思う。立ててから既に一年以上経過し、その間強力な季節風にも耐えているのでこのまま長く使えることを望みたい。
<記:JA1PEJ(中村)>
|