<運用計画と参加者>
今回の運用は、160mバンドの設備が完成したので性能チェックのために行った。アンテナもアンプもやっと使える状態になったもので、長時間の運用に耐えられるかどうかなども試された。現地入りがスタート時刻の7時には間に合わないので、最初からの参加は諦めざるを得なかった。夕方4時頃のスタートを目標に準備をして、ビバレージアンテナをW向けに張った。送信アンプのドライブレベルの限界確認などもやってみたが、どうにもはっきりしない状態なので、壊さないように適当なところで使うことになった。
今回の参加者は、JI6BRBの益田さんと自分JA1PEJの二人だった。
<運用状況>
準備作業が少し遅れてしまい、7:30Z頃からスタートした。それでも最初は殆ど国内局しか聞こえず、国内の局に次々と呼ばれ、このバンドの著名な局やDXサーたちとのQSOが続いた。11:30Z頃になってWが聞こえてきてやっと少しだけDXコンテストらしくなった。
しかし、30分ほどでWも聞こえなくなり、その後15:30頃からはEU方面が開け、アジアの局に混じってZONE17、16辺りが出来るようになった。オペレートは殆ど益田さんが運用した。16:00頃に30分ほど自分もやってみたが、とても私の耳に聞こえる信号は無かった。今回は、ヘッドホンの他にモニタースピーカをつなぎ、傍で聞くことが出来たので耳の訓練にはなった。私に聞こえない信号をドンドンとコピーしていくのには感心した。
16:00Zを過ぎると、EUも聞こえなくなってきた。まだアジアやUゾーンの局がパラパラ聞こえるが、みんなQSO済みの局ばかりとなったので無理をせずに明日の朝に期待することにした。
翌朝は21:00Z頃から開始したが少し遅すぎたみたいだ。ゾーン16辺りの局をQRMの影から拾い出だすような感じでQSOして、ヨーロッパの新しいマルチを稼いだ。ゾーン16、15までは開けたようだが、とにかく弱い信号だった。今回はフルサイズバーチカルが良く働居てくれて、聞こえるところは殆どできたと思う。しかし、22:00Zを少し廻った頃に急に聞こえなくなり、そのままQRTすることになった。
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