2003/05/24 - 5/25 |
Operators |
JA1PEJ,JH1FDP |
今回のコンテストは参加者が集まらず、最近上げた14Mの6エレ八木の性能チェックとなってしまいました。戦略もなにも有く、面倒なことをしたくないだけの”M/M”参加でした。 |
<新アンテナの感触は?> これまでのアンテナとの比較といっても、時期を隔ててのしかも、定量的な比較では有りませんので、あくまでも感触といった程度となります。アンテナの性能中で比較的捕らえやすい、ビームパターンについては、設計段階でもこれで良いのかな?と思いながらやっていましたが、バックの切れの様子が少しダラダラとした感じになっています。S9の信号では確認できませんでしたが、Sメーターの振れが5~6くらいの信号が、バックではまったく振れないくらいに下がり、Sメーターで確認する範囲においては十分なフロントバック比が得られているようです。SWRについてはシャック内のSWR計で見る限りにおいては、1.1以下に収まっており、まったく問題はありません。 肝心要の飛び具合ですが、まったくの”自己中判断”となってしまいますが、今回は呼びに廻った時以前に感じたような空振りはほとんど無くなり、確実にコールバックを得られようになったと感じました。あいにく車のトラブルがあり、大幅に出遅れてのスタートとなってしまい、土曜日の朝の様子はわかりませんが、12時頃からのW方面については、まったく力不足は感じませんでした。特に珍しいエンティティーも無く、パイルアップでの威力はほとんど確認できませんでしたが、他の局よりワンテンポ遅れて呼び始めても、ほとんどコールバックがあり、どの程度の差が有るかは分かりませんが、手応えとしては十分なものを感じました。また、いつも空しい思いをする、朝方のヨーロッパに対しても、日曜日の朝の状況では、ほとんど待たされることもなくコールバックがあり、コンディションが開ける前の不安定な時間帯においても、確実にコールバックがあるなど、私が経験した中ではこれまでにない手応えを感じました。 これで、やっと3.8MHzから28Mhzまでのメインアンテナが完成したものと思います。3.5MHzと1.9MHz用が残ることになりますが、3.5MHzはエレメントの補強とフェーズ切り替え回路の再整備を予定しています。また、1.9MHzについては、1/4λのトップローディングバーチカルを計画中です。 <コンテストの様子は?> 苦手なCWのため最初はマーペースで呼びに廻り、1時間くらいして呼ぶ局も無くなり、バンドも落ち着いてきたところで勇気を出してランニングを始めました。1分間に1~2局位のペースで呼ばれると、実に楽しく運用出来ます。ハイレートのQSOなど望むべくも無く、遅すぎてからかわれないように、24~26WPMで運用しました。Wの局はそれほどハイスピードで、パラパラと打ってくる局は少なく安心して運用できて快適でした。呼びに廻っても、ランニングしてもストレスを感じることなく運用が出来、新アンテナの威力を十分堪能しました。 午後4時頃から、ヨーロッパが開けてきましたが、早々と1000番を超える局も現れ、レポートがコピーしにくくなってきました。ヨーロッパの局は相手構わずハイスピードで打って来る局が多いので、とても私の腕前ではランニングは無理でした。バンドの下から上へと、CQを探して片っ端から呼んで廻りました。今回初めて気がついたのですが、”CQ”を打たずに、”TEST”で済ます局がいて、そこまでしなくても。と思いました。それに特別コールが多く、中にはコールを確認するのが厄介な局もあり、イベント局の長い特別コールは、コンテストには反って不向きのような気がしました。数字部分が2桁や3桁の局に出会うたびに、”おっとっと”、となってしまいます。同じ特別局でも短いのは大歓迎です。2×1や1×1のコールは呼ぶ側にとっても交信がやりやすくなるので、ぜひ日本でも実現して欲しいものです。 <今回も、、、、。> 冒頭にも書きましたが今回は、新しいアンテナの確認がメインになってしまい、士気はあまり上がりませんでしたが、私が約200局、高柳さんが約100局をやって日曜日の午後に早々と引き上げました。運用時間は二人でトータル25時間程度でしたが、今回も運用中に突然ブレーカーが飛び電気が消えてしまい、何事かとアンプを見に行くと、またもやTL-922のヒータートランスが焼けていました。これまでにもSB-2000DXやHL-2Kで高圧トランスやヒータートランスなどが焼けましたが、ヒータートランスの場合、加熱してゆっくりと焼ける為、ヒューズも切れず漏電してから異常に気づくことになりました。トランスが焼けた直接の原因はまだ究明できていませんが、少なからず放熱の問題があるようなので、今後アンプの冷却に本腰を入れるべきかも知れません。FAN関係の複数化や、カバーなど窮屈な構造物を取り払って、発熱体の通風を良くするなどの対策を考えたいと思います。(記:中村) |
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