<運用の概要>
9時のスタート時刻に4名のオペレーターが集まったが、スタート直前だったこともあり、ログを事前に立ち上げたM/Mのままスタートすることになった。午後になってもうひとり、さらに夕方近くなってもう一人が参加し今回の予定メンバーが全て揃った。
朝から昼過ぎまでは28メガから14メガまでが開き、夕方から日付が変わる頃までは1.8メガから14メガ開くので3,4名のオペレーターがいれば何とか運用が可能だった。
しかし、土曜日は設備の故障があり、それほどゆとりは無かった。今回も事前には参加者の予定が見えなかったため、各自の分担は特に決めなかったが、大体これまでの経験から各自で自分のやりたいバンドでランニングが始まった。なんとも工夫のないやり方だと思うが、まずは定刻からスタートできた。
あまり開けていない28メガはやめて、14メガと21メガで快調にランニングを行い順調に局数を伸ばした。28メガは期待したほど開けず、パラパラとした運用が少しだけあった。
21メガは11時には閉じてしまったが、14メガは14時頃まで開いていて、スタート段階の第一ステップで既に1000局を超える局数となった。午後の部は15時っ位から7メガからスタートし、3.5メガも17時くらいから開けだした。しかし、7メガはアンプが壊れたためかなり苦しい戦いとなった。3.5メガもいまいち飛びが思わしくないらしく、15局/時程度の成果だったようだ。7メガにおいて辛抱強く運用したこともあり、01時ごろまで得点を重ねた。2時くらいになると7メガも閉じてきたので、明日に備えて全員寝るととにした。
日曜日の朝は5時少し過ぎから14メガが開け、まもなく21メガも開けてきた。予想していたよりもかなり早いスタートだった。昨日は1時間も持たずに閉じてしまった28メガも6時頃から既に開け、11時過ぎまで開いていてコンディションが変わったようだ。午後になると14メガが15時頃に閉じるのと前後して7メガが開け始めた。14メガについては土曜日と同じように安定したコンディションだったが、土曜日のようなハイレートが出る状況では無かったようだ。7メガは昨日とほぼ同じような時刻に開け、初日とほぼ同じレベルを維持することが出来た。
三日目になってやっと自分にも出番が回ってきて21メガを担当した。パイルになると反ってレートが落ちるヘボオペだが、朝の21メガのWとの交信はいつやっても快適で楽しかった。
今回の時間当たりのハイレートは、14メガで朝の10時、21メガで朝の7時、28メガで朝の8時の順番だった。
<設備の状況>
7メガのアンプの高圧が入らず使用不能になった。半日掛けて調べたがどうにも原因が分からず、急遽922を代用して使ったが、その後真空管を交換したところ不具合は出なかった。
バンド間のカブリ問題が今回もだいぶ影響していた。分かってはいるもののなかなか対策が進まないので今回も苦労した、さっぱり改善が進まない最後のウイークポイントかも知れない。
<総括>
今回の運用を振り返ると、定刻にスタートして最後まで運用した。コンディションが開けている時間帯には全てのバンドで電波を出し続けることが出来た。オペレーターが揃ったことと、設備系が安定してくれたことが大きい。上を見れば改良点はいくらでもあるが、まもなく20周年を迎え、この辺で合格点を付けておきたい。
(記:JA1PEJ中村)
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