2005/02/19-21 |
Operators |
JA1PEJ、JH1FDP |
最近ハイバンドのコンディションが低下する一方、ローバンドが段々と面白くなってきた。オムニバスコンテストクラブでは、これまで使ってきた短縮型3エレ八木(AFA-40B)を自作のフルサイズに替えたことに伴い、性能のチェックを兼ねて7メガのシングルバンド部門に参加。この時期の7メガは午後2時くらいから夜中の12時ころまでと、日の出前後の1時間程度がオープニングとなった。一人のオペレートでも睡眠を取りながら参加できるので、健康的には歓迎したい。 昨年の40mトップスコアーが400局くらいなので、一応この辺を目標とすることにしてスタート。3日間のうち最初の日が比較的良いコンディションになったこともあり、この目標は土曜日の午後から日曜日に掛けて達成できた。特に4時から11」時くらいまではコンスタントに呼ばれ、時間当たり40局を超えるペースで推移し、最初の日約400局、全体の7割近い局数がリストアップできた。設備面ではやっと結果が出せるレベルになってきたかな?と、最近、しばらく忘れかけていた感動を感じた。 二日目のコンディションは日曜日の午後2時くらいから始った。昨日とは少し違い、重複局が多くなり、呼びに回っても既に交信した局が多く、また、CQへの反応でも大きな違いを感じながらの運用となる。午後2時から6時くらいまでで、100局くらいしか増えていない。昨日とはだいぶ様子の違うこの状況に、オペレータにも疲れが出てくる。しかし、今回はアンプの調子も良いしアンテナも完璧に近い。不安材料のないこの設備で結果がついてこない筈が無い。と粘り強くオペレートを続けた。10分以上CQを出し続けても、全く呼ばれなくなり日曜日の夜は12時に就寝、そして月曜日は朝7時過ぎに運用を止め帰宅しました。 運用中、これまで指をくわえて?聞いていることが多かった場面でも同じように空CQが目立ち、普通にコピーできる局にも苦労している場面もあった。これまでにない充実感に浸りながらの運用が出来た。また、これまでTS-930やIC760の旧型でもさほど不便と思っことは無かったが、アンテナのグレードアップによって、これまで以上に弱い局から呼ばれたりQRMが増えて、もしかして最新のリグならコピーできたかも?と思うこともあった。自分自身も年とともに聴力が落ち困っているが、せめて30dBくらいの差はカバーしていきたいものだと思う。 今回の運用では、アンテナもアンプも最後まで故障無く動作したが、ローテーターの使い方にも問題あり、朝のロングパスを使ってないので、ロングパスによる約50~60局程度の拾い落としがあったかも知れない。いずれにしても結果が楽しみだ!(記:中村) |
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今回は期待に応えて、頑張ってくれた | 暇だなぁ~!、おっと、呼んできた!! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7M フルサイズ 4エレヤギの使用感
2/19(土)-21日(月)に行われた、ARRL CWコンテストに40mシングルバンド部門にJA1YPA オムニバス コンテストクラブより参加し、作成した40m 4エレフルサイズヤギの実力の詳細を検証してみました。アンテナの詳細は、JA CQ誌 5月号 P152に出ていますので、ご参照ください。今回のコンテストは、JAとUSAのみとのQSOが得点にカウントされます。40mですので、2/19(土)は昼ころよりワッチに入りました。アンテナをUSAへ向け聞いて見ましたが、聞こえるのはJAのみです。午後1時ころよりJA8R**局がしきりにCQを出しています。午後2時を過ぎると弱いながらW6あたりが聞こえてきました。やはりJA8と言う地の利でしょうか。そのJA8の局もQSOに入っています。あわててこちらもCQを出しランニングを開始しました。
午後3時ころよりボツボツとUSAの局にも呼ばれ始め、2時ころ弱く聞こえていたN3BBも段々とSが上がってきました。その後、こちらのランニングに連続して切れ目なしに午後10時ころまで連続に切れ目なく呼ばれつづけでした。W6、W7が中心ですが、W2,W1,W4などにも呼ばれました。
全体の感じとして、今まで通常の2エレ程度の短縮ヤギでしたら、聞こえない信号が長時間に渡って聞こえつづける。本当にその地域に開けたときは、信じられないくらい強力に聞こえます。夜間の9時ころには正味599でSメーターをガンガン振ってV31TP、FM5BH、C6などのカリブが入ってきました。昼間、カスカスでしたN3BBなどは599++でどうしょうもないくらい夜間は強力です。朝のロングパスもKI2Gなどが強力に入感し、試しにベアフットで呼んでQSO出来てしまい、それもRIのニューマルチでした。アンテナを回してみても、きれいなパターンで、まるで14Mのビームを回しているようです。
昨年のARRLのCWの結果を見てみると、40mのシングルバンドでJA1V**局が1位で、382局で45州とのQSOですが、こちらは、最終的には627局、50州ですので、問題なく実力を発揮していることが確認できました。今後の課題は、このモンスター4エレが、風などに耐え長く保持していくことが課題と考えられます。
記:高柳
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