コンテスト前の準備作業について、マニュアル風に書いてみました。
<シャック内の電源ON>
電源コンセントがすべて抜いてあるので、それぞれのコンセントを入れて廻る。各バンドごとに1~2個のコンセントを使用しており、コンセントがデスクの裏側にあるので、手を伸ばしてもなかなか届きにくい。場所によっては机に上らないと届かない。いつも思うが改善が必要か。リグの電源を入れる前に、パソコンを立ち上げないとTRXが送信状態になってしまうので、先ずはパソコンから立ち上げる。相変わらず28MHzのパソコンはバッチファイルが不備で、ネットワークの設定は立ち上げてからセットする。ファイル名は03ar10sのように、年度-コンテスト名-バンド-モード順に記入する。時間はUTCでセットする。
<アンテナコネクター>
パソコンとリグの電源が入ったところで、アンプのところにアンテナコネクターの接続をしに行く。壁に取り付けたアンテナ切り替え機のコネクターにアンテナをつなぎ、7MHz、14Mhz、28MHzはローテーター用のコネクターも接続する。100Vと200Vの電源スイッチをすべて投入し、蛍光燈、ファン、制御用電源などが動作することを確認。アンテナの状態を確認しながら一旦シャクに戻り、受信状態をチェックしアンテナが接続されたことを確認。
<発電機始動>
今回はエンジンオイルの交換はしないので燃料タンクのコックを回して給油開始。デーゼルエンジンなので、スイッチを余熱側に回して20秒ほど待ち、余熱ランプが消えたところで、エンジンスタート。一応防音タイプなので、ポコポコという感じで発電機が始動する。電圧は約200V。すでにアンプの電源は投入してあるので、負荷を掛けてスタートするが特に問題は無いようだ。燃料タンクとサブタンクのコックを開き給油開始。
<リニアアンプ調整>
ひとりで運用する時のために、リモコン式のトランシーバ送信装置が壊れてしまい、リニアアンプの調整をどうしようかと思いましたが、結局どうにもならず、1/4くらいの小電力で送信状態にして、急いでアンプのところまで走り、アンプを調整して急いでシャックに戻ることの繰り返しをして、4台のリニアアンプを調整しました。1台につき2回くらい、合計で10回くらい往復しましたが、なんとか調整できました。こんなことあろうかと、多少早めに家を出ましたので、こんな状態でも9時のスターまでには、アンプの調整を済ませることが出来ました。
<コンテストは、、、>
コンテスト自体はいつもの通り、あまり身が入りませんでしたが、2日間ともそれぞれに9時位から~13時位までと、18時~21時までの間運用しました。普段は何にも聞こえない朝の時間帯から、強い局、弱い局入り混じって賑やかに聞こえていて、さすがコンテストなると違うな、と関心してしまいます。アマチュア無線の形態が明らかに違ってきたようにも感じました。ログを持ちかえったのですが、整理していて間違って消してしまいましたので、あまり詳しい交信記録はありませんが、およそ500局ほどの交信数で中身は21MHzが400局くらい、残りの40~50局が14MHzで、7MHzと28Mhzは、ほんのお付き合い!程度でした。コンデションはかなり良かったと思います。特に21MHzでランニングしている間は切れ目無くコールされ、久々のコンテスト気分を満喫できました。シングルオペなので、2倍高調波も、発電機の容量不足も心配もありませんで快適でした。マルチバンド参加と分かって、他のバンドへのQRVを要求してくる局もいたりして、独りでは大変でした。メインの21MHzはアンテナのSWRが上の方では高いので、なるべく下の方に出ようと300KHz以下を探しましたが、空いているところが無く、仕方なしに350付近でランニングしました。パワー的には十分な様で、近くに擦り寄ってくる局はあまり見掛けませんでしたが、QPR局やそれと思しき弱い信号を聞くときには、やはり少しでも静かな上の方がやりやすいです。弱い局をピクアップするために、ボリュームを上げ神経を集中したあと、いきなり+20dBの局に呼ばれると、焦ってしまいコールが取れても指が動きません。キーを捜しているうちにコールを忘れてしまい、QRZ、W7**?と言う羽目になってしまうことも度々でした。これも年のせいでしょうか。
21Hzは2日目(3日の朝)の方がノイズが少なく、弱い局も良く聞き取れました。ノイズもかぶりも無いときに、蚊の泣くような微かな強さで呼ばれるとなんだかうれしくなってしまいます。そして相手の送信が終わるまで、強い局が出てきてつぶされないように祈ることもありました。QRZを繰り返してもまったく手がかりさえコピーできなかった局もあり、もし最新のリグだったらどうなんだろうな?と思ったりもしました。もう少し注意深く聞けばコピーできたかも知れない局には申し訳ないですが、あまりじっと聞いていると、すぐにその周波数やすぐ近くでCQを出されてしまうので、そんなに長くつきうことも出来ませんでした。そんな場面が10回くらいありました。また、どっかのHPに書かれてしまうかな?YPAの耳の悪さを!HI
長い時間、といっても数時間ですが、ズーットオペレートしていると疲れのため、集中力が低下してきて、分かっていてもキーボードを探してしまったり、聞いた積もりで覚えていないことが出てきます。特に重なって呼ばれると、最初のコールレターを聞き落とすことがありました。単に重なって聞こえないのなら良いのですが、、
<特別おまけ、、、>
そんなコンなのコンテストでしたが、今回は天気に恵まれず、土曜の夜雨が降っているうちはまだ良かったのですが、夜半から強雨風が吹き始め、これまでに無いような被害を受けました。写真にもありますが、14MHzの205BAのブームの先っぽが折れて、デレクターエレメントが1本落ちてしまいました。単に落ちずにブームステーでぶら下がっていましたので、あおりを受けてラジエータにぶつかり、ラエータが曲がってしまいました。なんとか4エレメント?で使用できるようですが、WPXまでには修理が必要かも知れません。
もう一つ、発電機の屋根がこれも飛んでしまいました。その影響で最近設置したばかりの燃料給油装置の一部が壊れました。実働には差し支えないようですが、何らかの対策が必要な状況です。飛んだ屋根は修理不可能です。最初から作りなおしが必要で、またまた、1ヶ月ほどの道草となります。出来れば、もう少し土台にお金をかけて強化したいと思います。HI ご協力お願いします。
<ログ整理>
CTの9.89でしたか、最新版でやっていたのですが、カーソルを上に戻したときにハングする障害が発生し、
1.コンテストの途中でバージョンを、9.58に戻し
2.時刻修正を間違え(EXEファイルを入れ替えたので、0時からスタートした)
3.バンド設定ミス(これはあちこちのバンドで、、)
4.マスター時計を動かしたときに他のバンドがハングしていたのを気づかずリンク切れで運用(ログがバラバラになった)
などなどで、ログはめちゃめちゃでしたが、何となくそれらしく修正できたものと思います。
全体で748局になってました。500局というのは、勘違いで21Mhzだけだったようです。(たぶん?)
時刻は最初に気がついて、CTコマンドで修正することが多いですが、日付の方は修正を忘れてしまい、月曜の朝に3日になっているのを発見し修正しました。パソコン時計をUTCにしておけばこんなことは起きないですが、、、、。いつも忘れてしまいます。
(記:JA1PEJ中村)
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