ご覧の通り限られた参加者でしたが、ベストタイムだけのお楽しみ運用のため、普段より睡眠時間が遥かに多く、三食昼寝付き!?で楽しめた。HI
<コンテスト前の慌しさ>
フルエントリーではなかったので、気合はいまいちでしたが、午前中のコンディションを逃す訳には行かないので、一応9時のスタートに間に合うよう、いつもより少し早めの6時過ぎに家を出た。8時少し前にファームに着き、シャックの鍵を開け、リグとパソコンの電源ON。同軸ケーブルの接続。なかなか手が届き難いので簡単だが面倒な作業の一つである。使わないと思いながらも、28から3.8MHzまでの5システム全てを立ち上げていく。28MHzのパソコンがいまでもバッチファイルが直してなくて、ネットワークの設定が出てこない。一旦立ち上げてからCTのセットコマンドで設定する。ファイル名は、年度-コンテスト名-バンド-モードをそれぞれ1文字または2文字でセットする。参加部門は今回も無謀?!なマルチマルチで行くことにする。
シャック内が大体立ち上ったところで、アンプ側の準備に行く。先ずは発電機を起動しアンプ電源を確保する。発電機は事前にチェックているので、オイルや冷却水などの漏れが無ければそのままエンジンスタートさせる。エンジン音を聞きながら電源電圧を確認し、アンプの準備にかかる。アンテナ側の同軸ケーブルが外してあるので、つなぐ必要がある。アンプの裏側に入りこんでいつも結構面倒な思いをする。冬でも雷があるので油断は出来ない。ローテーターケーブルも同様にコネクターでつなぐ。アンプの電源スイッチはほとんどのアンプがいつも入れっぱなしになっている。大体シャックの電源を入れるとアンプの電源まで入ってしまう。電気代ももったいないし、少々危険もあるが、装置のスイッチをオンオフするのは個人的にはあまり好きではないし、面倒なこともあり装置の電源スイッチはいつも入りっぱなしになっている。
アンプの電源が入っていることを確認したところで、一旦シャックに戻りアンプチューニングの準備をする。送信してくれる人が居ないので、アンプの前からシャックのトランシーバをオンする必要がある、しかも調整中は送信レベルも下げておく必要がある。最近やっと完成したリモート送信起動装置をトランシーバーに接続し、アンプの場所まで軽トラックで向かう。調整は一台ずつ行なうことになるが、一人で出来ないよりはマシであろう。送信レベルはパルス信号で行なうので、アベレージ表示のIPメーターやパワーメータの振れはフルパワーの約1/5程度である。これなら多少チューンが外れてもスパークする心配は少ない。この信号で大体チューニングが取れたところで、2チャンネル目のリモートスイッチでシングルトーンに切り替える。パワーメータはフルパワーになり、トランスなどが少し唸る。この段階でトランシーバのレベル調整が大きく違っているときには、再度シャックまで行ってマイクゲインの調整を行なうことになるが、大体合っていれば最終的に微調整を行ない調整完了である。
<いよいよスタートだ>
28MHzのアンプを調整し、シャックに戻ると9時5分くらい前でなので、携帯の時計で壁の時計を合わせてスタート時間を待った。しかし、何かに気を取られて2,3分遅れてヘッドホーンを掛けた時には、既にCQを出すスペースは見当たらず、バンドの下の方から片っ端に呼びながら徐々に上に上がってバンド状態を確認していった。
(記:JA1PEJ中村)
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